野菜高騰 ニンジン2倍、キャベツやきゅうりも1.5倍 連休前には落ち着く…?
日テレNEWS NNN
天候不順などが原因で野菜の価格が高騰しています。平年と比べキャベツは1.5倍、ニンジンは2倍近い価格になっています。この野菜の高騰、いつまで続くのでしょうか。 【動画】野菜も小麦粉も高騰…そんなとき「米粉」料理はどうですか?
どんよりした天気となった都内のランチタイム。お客さんが、夢中でほおばっていたのは、気分爽快!スパイスが効いた北海道発祥とされる「スープカレー」です。 味のアクセントとなるのが、大きめにカットされたニンジンやナスなどの野菜。しかしいま、これらの野菜が“値上げの波”にさらされています。
スープカレーカムイ店主 諸橋カムイさん 「一番困っているのがニンジン。1本それまでが35~45円だったものが100円を超える勢い」 特にニンジンの価格高騰が顕著だというのです。こちらの店では、スープカレーに欠かせないニンジンの仕入れ値が約3倍に。1日に40本ほど使うということで… スープカレーカムイ店主 諸橋カムイさん 「4月1日から全部150円、スープカレーは値段を上げている」
1月から4月中旬におけるニンジンの平年の卸売り価格。1キロあたり100円から150円ほどの間で推移していますが、今年は2月ごろから上がり始め、4月に入り“急上昇”。 この2週間ほどで100円以上高騰し、平年の2倍以上となっています。 理由は、農水省によると、主力産地の徳島県で本来タネをまく時期の11月に雨が多く、タネをまくことができず、出荷量が減ったことなどがあげられるということです。
価格高騰はニンジンだけにあらず。 アキダイ 秋葉弘道社長 「春野菜の代表格“春キャベツ”ですね」 1玉270円で販売する“春キャベツ”は… アキダイ 秋葉弘道社長 「仕入れ価格は1玉350円」 ――えっ! 卸売り価格が平年の約1.5倍に高騰し「赤字」で販売。ほかにも… アキダイ 秋葉弘道社長 「春きゅうり、落ち着いてきたと思ったら上がった。例えば、ふきのとうとかタラの芽。群を抜いて高い」 “春の野菜”が軒並み高騰。安くなっている野菜を見つけるのが大変なほどです。