【検証】時代はいま"鮨テキ"!? 寿司とテキーラは本当に合うのか?
プレミアムテキーラ「フォルタレサ」をソーダ割りで
伊藤さんに聞いた鮨に合うというプレミアムテキーラ「フォルタレサ」があったので、まずはこちらをソーダ割りでオーダー。ほのかに甘さがあって、柑橘やハーブも感じる。ん~これだけで旨い! おっと鮨も食べなきゃってことでまずは太巻きをパクリ。これいいわぁ~。テキーラソーダは魚や酢飯とも合うけど、きゅうりの清々しさだったり、卵の甘さだったり、それぞれの具ごとにテキーラの違う表情が立って面白い。
お燗のダシ割り
早くも太巻きとテキーラソーダでもういいじゃん、なんて安心しきっていたら、「どうぞ」と本村さんが徳利とお猪口を出してきた。「?」と目が点になっていたら「ダシ割りです」だって。お猪口にダシを入れてからテキーラを加え、好みの濃さで飲むのだ。 「お燗だと脂を溶かしてくれるので鮪なんて合うんじゃないですか?」という。テキーラのお燗だけでも新鮮なのにさらにダシで割るなんて反則だ。鮪だけじゃなくてどの鮨にも合っちゃうじゃないの。光りものにも合うなぁなんてあれこれ食べてしまった。
ガリテキーラ!
そろそろ口の中をさっぱりさせたいぞって時に、タイミングよく登場したのが「ガリの代わりに」という「ガリテキーラ」。ガリがてんこもり、ドーンと生姜刺さっている姿に思わず笑っちゃう。これは食べるカクテルだそうで、中には大根おろしも入っている。ふむふむとスプーンですくって食べてみたら、口の中がサーっとリフレッシュできた。どんどん楽しくなってきたぞ。 さてお次はもうちょっとシンプルにテキーラを飲もうかなということで水割りをオーダー。ところが本村さんはおもむろにシェーカーを取り出すではないか。何をするのかと見ていたら、水で割ったテキーラを上から下へ落として注いだ。 「ワインのデキャンタージュのように空気を含ませています」(本村さん)。なんと!飲んでみると確かにまろやかな気がする。そこで普通の水割りも作ってもらうとまったく味が違った。やるなぁ。そしてやはりこれも鮨によく合うのだ。