退職金は「民間企業」より「公務員」のほうが多いの? それぞれの金額を比較
民間企業と公務員の退職金の差はいったいどのくらいあるの?
民間企業と公務員の退職金についてそれぞれ解説しましたが、最終的に退職金の差がどのくらいあるのかを図表3で比較してみましょう。 図表3
厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況、内閣官房内閣人事局 退職手当の支給状況(令和4年度)より作成 「民間企業の大学・大学院卒(管理・事務・技術職)」と「公務員の常勤勤務」を比較対象としてみていきます。定年退職・早期優遇退職においては公務員のほうが退職金額は大きく、定年退職だと約216万円、早期優遇退職だと約258万円の差がついています。 一方で、民間企業が公務員より退職金額が大きいのは自己都合による退職となっており、その差は1167万円とかなり大きいことが分かります。
民間企業より公務員の方が退職金は高くなることが多い
自己都合による退職を除くと、公務員のほうが民間企業より退職金が多いことが分かりました。また早期優遇退職を利用すると、定年退職の時よりも退職金を多く受け取れる傾向にあるようです。 退職金の平均額を参考にして、今後のライフプランに役立ててみてください。 出典 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況 内閣官房内閣人事局 退職手当の支給状況 令和4年度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部