異例の非公開 新ロシア大使、皇居で信任状捧呈式
日テレNEWS NNN
23日、皇居でロシアなどから赴任した新しい駐日大使の信任状捧呈式が行われました。ロシアの新しい大使の儀式は非公開という、異例の形となりました。 ロシアのニコライ・ノズドレフ新駐日大使は、23日午前10時過ぎ、皇居に車で到着しました。 その後、ノズドレフ氏は天皇陛下に本国からの信任状を手渡す「信任状捧呈式」に臨み、正式に駐日大使となりました。 宮内庁は、報道各社の要望があれば儀式を撮影して映像を公開していますが、今回は報道用の撮影が行われず、外務省は「ロシアをめぐる国際情勢を総合的に勘案した」と説明しています。 ロシアはウクライナ侵攻後の日本の制裁措置に反発して日露関係は冷え込み、ロシアの駐日大使は1年以上、空席が続いていました。 新しい大使が本格的に外交活動をスタートさせることで、両国の対話の再開が模索されるとみられます。 また、午前10時半過ぎには、ギリシャの新しい駐日大使、ニコラオス・アルギロス氏が馬車で皇居に到着しました。 そして、宮殿の「松の間」で儀式に臨み、陛下に本国からの信任状を手渡しました。