DeNA・三浦大輔監督【写真：萩原孝弘】

◆ 仁志氏「単打、単打では1つずつしか進めない…」 　DeNAは0－6で敗れ、首位・巨人との本拠地3連戦に全敗。前半戦から続く連敗は「5」に伸び、再び貯金が消滅した。 　先発のアンソニー・ケイは4回まで無失点と粘っていたものの、5回は2安打と四球で二死満塁のピンチを招き、巨人の2番・吉川尚輝に押し出し四球を与え先制点を献上。その後も3番のエリエ・ヘルナンデス、5番のココ・モンテスにそれぞれ2点適時二塁打を許し、5回7安打5失点で5敗目（5勝）を喫した。 　打線は巨人先発・菅野智之の前にゼロ行進。5点を追う6回は2本の単打で一死一、二塁の好機を作るも4番・牧秀悟が遊ゴロ併殺。7回は先頭の5番・宮﨑敏郎が中前打で出塁したが、ここも続く桑原将志が遊ゴロ併殺に倒れ得点できなかった。結局、最後までホームを踏めず今季9度目の完封負け。菅野に3年ぶりとなる完封勝利を献上した。 　28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、つながりを欠いたDeNA打線について議論。解説者として出演した仁志敏久氏は「重量打線なんで長打が出てくれると楽なんですけど、どうしても単打、単打になると1つずつしか進めないから3本必要になる。そうなると、最後の1本というのが遠い」と指摘。 　この日は菅野から7安打を放つもすべて単打。江本孟紀氏は「ダブルプレーが多い、ここ一番でボール球に手を出す。早打ちも良く言えば積極的なんだけど、その辺のバランスが悪いから点につながらない。菅野を崩すチャンスはあったが、結局続かないというね…。この辺が“ベイスターズらしい”」と皮肉を込め持論を展開した。 　番組MCを務めた岩本勉氏は「その手前に小技も入れたい」と言及。「いやらしい野球というか、緻密な野球も入れていくと打線のつながりも変わっていくと思います」と、ベンチワークも打開策のひとつであると述べた。 ☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』