「水木しげるロード」入り込み客数、200万人の大台超え 映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」大ヒットや記念館リニューアルで相乗効果 鳥取県境港市
鳥取県境港市は12月30日、市を代表する観光スポット「水木しげるロード」の2024年入り込み客数が200万人を超えたと発表した。200万人の大台超えはコロナ禍前の19年(300万9195人)以来5年ぶり。 【水木しげるさん】境港、命日に合わせ献花台 水木しげるさんの功績に感謝
ロードは同市出身の漫画家、水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪などのブロンズ像178体が並ぶ商店街。 年間の入り込み客数は10年から19年にかけて約372万~約197万人で推移したものの、コロナ禍の影響などで落ち込み、20年以降は約74万~約152万人になっていた。 市観光振興課によると、24年はコロナ禍からの本格的な回復に加えて23年11月に公開された映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が大ヒット。出演した声優のファンら、これまで境港に来たことがなかった若い女性層なども取り込んだ。 水木さんの戦争体験に関する展示も充実させた拠点施設「水木しげる記念館」が24年4月にリニューアルオープンしたことも相乗効果となって客足が伸びたと分析している。 伊達憲太郎市長は、達成の喜びと関係者への感謝の言葉とともに「水木先生が残してくださった大きな財産『水木しげるロード』を引き続き一丸となってさらなる魅力向上を図り、大切に育てていきたい」とするコメントを発表した。