照ノ富士が一人横綱の意地見せる 安定感ある豊昇龍 改名で注目の琴桜が優勝争いの軸…大相撲夏場所展望
大相撲夏場所は12日に東京・両国国技館で初日を迎える。 【展望】 優勝争いは混戦だが、豊昇龍、琴桜の両大関は春巡業から充実した稽古を重ねてきた。特に豊昇龍は3場所連続で2ケタ勝利を挙げるなど安定感がある。本人も「絶好調」と口にしており、取りこぼしをなくしたい。初Vを目指す琴桜は改名による注目を力に変えられるか。 けがを抱えている横綱・照ノ富士、大関・霧島、貴景勝は、仕上がりに不安が残る。それでも、照ノ富士は目標とする通算10度目の優勝が目前なだけに、一人横綱としての意地を見せたい。新小結・大の里は序盤の上位戦で白星を先行させられるかがカギとなる。先場所、新入幕として110年ぶりに優勝した尊富士は休場するが、今場所新入幕・欧勝馬は、同じモンゴル出身の霧島、豊昇龍と稽古で相撲を取り、助言をもらった。得意の押しと、いなしがハマれば快進撃の可能性もある。(大相撲担当・山田 豊)
報知新聞社