「プロレス界のフルハウス目指したいよね!」1周年を迎えるEvo女、一期生で同日デビューのZONES、Chi Chi、サニーの3人組が更なる飛躍を誓う!
昨年3月に生え抜き選手3名とともに旗揚げしたプロレス団体『Evolution(通称:Evo女)』が3月27日に一周年記念興行を新木場1stRINGで開催する。 Evo女は全日本プロレスとは資本的な繋がりはないものの業務提携はしており、諏訪魔&石川修司がプロデューサー&コーチを務めて女子選手を育成してきた。 みっちりと基礎を固めてからデビューしたZONES(ぞねす)、Chi Chi(ちーちー)は全女時代から生きるベテランたちからも高い評価を受けており、デビュー1年目にして他団体に引っ張りだこ。Chi Chiは数多の強豪を下して夏すみれから“Yシャツクイーン”の座を禅譲され、ZONESはセンダイガールズ主催の新人トーナメント『じゃじゃ馬トーナメント』で優勝を果たすなど新興団体にも関わらず女子プロレス界で確かな存在感を発揮している。 昨年10月にサニーが先天性の脊柱管狭窄症が発覚し引退したことで所属選手が2人になってしまったEvo女だったが、今年1月大会で第4の生え抜き・ソイがデビュー。 ソイはデビュー後には「お師匠の諏訪魔さんと石川さんの間に生まれたバケモノの子になりたい!」と号泣しながら熱い想いを叫んでおり、“王道”の魂はEvolutionの新人にまで浸透している様子だ。 1周年記念興行を前に、生え抜き一期生である3人に話を聞いた。 ――最初のインタビューからも1年近く経ちました。そもそもエボリューション(evolution)は「進化」「発展」を意味します。振り返ってみてその度合いはいかがでしょう? Chi Chi「昨日4月、5月あたりの自分の試合見てたんですけど、もう見られたもんじゃなかったですね(笑)1年経って試合に対する考え方が変わったというか広がりました。こうしたら良いとかこういう練習してみようとか。試合は今でもめちゃめちゃ焦るんですけど、前よりは周りの声が聞こえてくるようになったかな。AKINO選手との試合は青木いつ希選手がセコンドについて下さって『切り返せ!』とか『蹴れ!』とか、切り返し方も回れとか細かく指示してうださってのを聞きながらやれたし。お客さんの声はまだあんまり聞こえないのは自分がまだまだってことですね。でもシラけてるなって時はわかります(汗)」 ZONES「自分は、お客さんの声は聞こえてるけどセコンドの声は聞こえてないです(笑)何よりもお客さんが喜んでるかを確認したいんですよ。私の性格としてお客さんが盛り上がってたら自分も乗ってくるし。諏訪魔さんに言われるんです「見入ってるのか本当にシラけてるのか、静かなのもパターンがあるから別に悪いことじゃない」って。静かなのを怖がっちゃいけない、静かだったらなんで静かなのか考えながらやってるみたいな感じです」 Chi Chi「『"諏訪魔の教え"最初の方はレスリングをじっくり見る時間だから大事なんだよ』みたいな格言です(笑)」 ZONES「心持ちは何も変わってはいないんですけど、自分としては成長もそんな感じないぐらいゆっくりな成長を一年間、こうゆっくりゆっくりやってきたような。デビュー戦とか二戦目三戦目見るともう『あああ~(頭抱える)』って見られないぐらい恥ずかしいんで、ちょっとずつ良くなってるのかな、ぐらいな」 ――サニーさんはいかがですか。途中で転身することになりましたが。 サニー「進化というか退化と言うのかどうなんでしょうね(笑)とはいえ、心持ちは全部楽しいっていうのは変わらないですね。なんでも楽しもうっていうのが、普段から」 ――ここに来る前に公園でバッタリお会いしたんですけど、歩いてるのになんかスキップしてるような感じだったんですよ。なんか楽しそうな人が来たぞっていう。 サニー「音楽ノリノリで聴きながら、でもスキップはしてないんです(笑)実はそれよく言われるんですよ!友達に駅のホームとかで会うと、すっごい笑いながら歩いてんだねって!(笑)世の中楽しいことも辛いこともたくさんあるんですけど、そんな中でも楽しさを見出して生きていきたいなって思ってます。今回のことも自分にはかなり衝撃的な出来事でしたけど、今はレフェリーをさせて頂いたりとか新しい目標を見つける機会をいただいたので、結果ハッピーになりましたね。1年ほんとあっという間で、これら全部詰まったすごく濃い1年だったなって思います。今までなんかヘラヘラ~って生きてきたので、こういう挫折を知った方が人としてちょっと強くなるとか、人の気持ちがより分かったりする機会があるのかなって思うので、自分の人生にとってすごい良かったなって思います」 Chi Chi「最近あれだよ、サニーのツイートがある界隈ではめちゃめちゃ話題だよ。『サニーちゃん、最近なんか解き放たれたように面白いツイートしてるね』って」 サニー「ふふふ、公式SNSも裏方としてちょっと担当してるんですけど、やっぱり上げれば上げるほど皆さん見てくださるし、反応もしてくださるのが嬉しくて。余裕無くて上げるの大変だ~みたいな時もあったんですけど、私自身がプロレスファンだった時、選手の日常の姿とかそういうの良いな~って見ていたの思い出したんです。日常の投稿の方が見られてる数とかいいねの数が多いんですよ。2人もどんどん私生活を上げてね」 Chi Chi「私生活なんて無いよ(笑)」 サニー「あるある!いろんなことをあげてる方が、例えばChi Chiのバービーとか、ZONESだったら今から行ってきますとか、シロとピーちゃんとか、そういう写真の方が反応いいなって思う」 ――シロとピーちゃん、ちっちゃな爬虫類好きの方は喜びそうですね。 ZONES「ピーちゃんは顔にも乗せますもん。爪痛いですけど。でも髪のもじゃもじゃの中に入っちゃって大変なことになる時あります(笑)顔から上に上に行くんで危ないですけど、それでも2ショットが撮りたいんですよ。まあ顔に乗せなくてもいいんですけどね」 ――シロちゃんピーちゃんは寝る時もいっしょですか? ZONES「いやまさか!ほんとにケージに一匹ずつ入れないとダメです。部屋ん中走り回ったらもうどこ行ったか探せないですから」 ――さて、デビュー戦のことをお聞きしてもいいですか? Chi Chi「こすりますね~、デビュー戦こすりますね~(笑)」