電気代が5月から実質値上げ。値上げの理由と電力消費割合が高い5つの家電を紹介
5月から電気代が上がることをご存じでしょうか? なぜ電気代が上がるのか、その理由を紹介していきます。 また、電力消費割合が高い家電5つと、どのように節約していったら良いのか節約ポイントもお伝えします。 教えてくれたのは、株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」編集部です。
電気代が5月から値上げ?その理由とは
世界情勢の変化による、急なエネルギー高騰が続いています。エネルギーの多くを海外に依存する日本では、電気代やガス代の急な値上がりによって、各世帯の負担が懸念されていました。 そこで政府による「電気・ガス価格激変緩和対策」として電気やガス、値引きが行われてきました。しかし、「電気・ガス価格激変緩和対策」は、2024年5月利用分までの期間限定です。 値引き金額は2024年4月までと2024年5月では、値引き料が少なくなっています。したがって5月から電気代が少しずつ上がることが予想されています。 ■電気・ガス価格激変緩和対策の値引き額 <2024年4月まで> 電気代 低圧3.5円/kWh 高圧1.8円/kWh ガス代 15円/㎥ <2024年5月まで> 電気代 低圧1.8円/kWh 高圧0.9円/kWh ガス代 7.5円/㎥
電力消費割合が高い5つの家電を紹介!
電気代の高騰に備えるために、節約を意識していきたいところです。ここで、注目したいのが、「電気消費割合」です。電力消費割合の高い5つの家電と節約ポイントを一緒に確認していきましょう。 ※電力消費割合は夏季の数値を使用しています。 ①エアコン 電力消費割合 34.2% 最も消費電力が高いのはエアコンです。エアコンのフィルターは部屋の空気を吸い込むのでホコリが溜まりやすく、必要以上にパワーを使ってしまいます。2週間に一回を目安に、ホコリを取り除いて掃除をしましょう。 エアコンを使用する際には、室温の上昇を防ぐために、レースカーテンや、すだれなどで、日差しを物理的にシャットアウトするのもおすすめです。ドアや窓の開閉によって必要以上に冷気を外に逃さないことにも気をつけていきたいですね。 ②冷蔵庫 電力消費割合 17.8% 常に電源を入れっぱなしにしているため、消費電力が高いのが冷蔵庫です。冷蔵庫の節約のコツは、熱々のお鍋やシチューなど温かいものをそのまま入れず、素早く冷ましてから保存することです。 また、食品を冷蔵庫内に詰めこんでしまうと、冷気が行き渡らない可能性があるため、余裕をもって収納していきましょう。設置場所は壁や周囲から少し離すのがベストです。冷蔵庫の放熱がしやすくなり、節電につながります。 ③照明 電力消費割合 9.6% 部屋の照明はとにかく、こまめにスイッチオフしていきましょう。今はLEDランプが人気なものの、まだ白熱電球を使っている方もいるのではないでしょうか。 LEDランプは価格が高めですが、白熱電球よりも節電になり、寿命も長いため、照明をLEDランプに取り替える事をオススメします。また、リモコンや自動センサーなどの調節(点灯・消光・調光)も電気を消費するといわれています。リモコンやセンサーのスイッチの電源もこまめに消しましょう。 ④給湯 電力消費割合 6.1% お風呂を沸かすときは、水から沸かすよりも、お湯を貯めるほうが省エネになります。またお湯を入れたら、必ず温度が下がらないようにフタをしておきましょう。家族でなるべくまとめて入浴したほうが効率も良いです。 また、お湯を使用しないときは給湯器のスイッチを消すのも忘れないようにしましょう。待機電力の節電に繋がります。 ⑤テレビ・DVD 電力消費割合 4.6% 最近のテレビには無信号電源・無操作オフ機能のある「省エネモード」が搭載されているものもあります。お手持ちのテレビに省エネモードがないかチェックしてみてください。画面か明るかったり、音量が大きかったりすると、電力を多く消費します。使うシーンに合わせて画面の明るさや音量も設定しておくと安心ですね。 ちなみに、かつては待機電力を節約するために使わないときはコンセントを抜いておくという方法が推奨されていたこともありましたが、頻繁なコンセントの抜き差しは故障の原因になるので避けたほうがいいでしょう。