保育園からの電話に思わず「げっ」と感じる親 葛藤する気持ちは「頑張ってる証拠」 ワ―ママの思いに迫る
保育園から着信があると、ドキッとしてしまう人は多いのではないでしょうか。怪我をしたのか具合が悪いのかと心配になると同時に、働いている人にとっては仕事をどうするかも考えなくてはいけません。 【写真】保育園からの電話と母の葛藤と苦悩②(@4kids_anko_twinsさんより提供) 4人のお子さんをもつあんこ(@4kids_anko_twins)さんは、Instagramでお子さんとの暮らしの様子を漫画にして投稿しています。 今回投稿されたのは「保育園からの電話と母の葛藤と苦悩」と題されたお話です。 保育園からの電話に、一瞬「げっ」と思ったというあんこさん。しかし、本当はそう思わずに子どもの心配だけをしてあげる優しい母でありたいと考えていました。 とはいえ、子どもが体調を崩したあとにしなくてはいけないことは、心配だけではありません。実際は、受診や食事などのこと、働いていれば仕事のことも考えなくてはいけませんよね。 そんな大変さから「げっ」と思ってしまうことは、それほど育児を頑張ってる証拠だと伝えてくれたあんこさんでした。 こちらの漫画について、あんこさんに話を聞きました。
「頑張っている証拠」と伝えたい
ーこの投稿の漫画を描こうと思った理由を教えてください。 保育園からの着信があったときの自分の反応が「我ながら酷いな(笑)」と思ったことがきっかけでした。 子どもの体調が心配なのも本心です。でも自分が”母ではない自分”でいられて”自分のペースで物事を進められる時間”が貴重で大切というのも本当です。 そこに葛藤や悩みを抱えている人はきっと多いだろうなと。そう思っているのは悪いことではなく「頑張ってる証拠だよ!」「頑張ってて偉いんだよ!」ということを伝えられたらいいな、という気持ちで描きました。 ー『「げっ」と思ってしまうことはそれほど母業を頑張ってる証拠』とありますが、このように感じた理由について詳しく教えてください。 子どもが体調を崩すと”子どもを看病する”というのは当然なのですが、先回りして考えることがとても多いと思うんです。 病院の受診のタイミングや病児保育利用、仕事・行事予定などの確認調整、食事の支度や食材や薬の確認など。 それを考えなければいけないのがわかっているからこその「げっ」という反応なのではないかなと。 ここまで考える必要がなくて、心配するだけであれば「げっ」という反応は出てこないと思います。 『ここまで考えられる人=母業(育児)を頑張っている人』ではないでしょうか。 もちろん父親がこういったお迎え要請に対応しているご家庭もあると思うので、頑張っているのは母親だけでなく育児をしている人みんなだと思っています。