鴨川の田原小学校で「ホームカミングデー」 3日間で200人が来校(千葉県)
創立150周年を迎えた鴨川市の田原小学校(渡邉毅之校長)で24~26日、記念事業の第2弾となる「ホームカミングデー(卒業生おかえりなさい)」が開催された。3日間で、卒業生や地域住民、保護者ら約200人が来校。26日は「夢につなげる」をテーマにした教育ミニ集会が行われ、在校生65人をはじめ地域住民らが、夢について考え、地域の未来に思いをはせた。 1874(明治7)年6月、竹平と来秀にそれぞれ小学校が設置され、1903年に両校が合併し田原尋常小学校が発足。今年6月にあった創立150周年記念事業では、セレモニーや学年ごとの発表などで節目を祝った。今回は第2弾として卒業生らを招いた。 教育ミニ集会では、元PTA会長の犬石貴久さん、市内在住の元箱根駅伝ランナー、中山裕貴さん、市出身のフルート奏者、鷹松李奈さんが、夢を持ったきっかけや、実現するために努力したこと、地域への思いを語った。 鷹松さんはフルートを演奏し、「諦めずにコツコツ続けていくことが大事。これからいろんなものを見て聞いて、たくさん経験してほしい」と呼び掛けた。中山さんは夢の箱根駅伝出場に向け努力した大学時代のエピソードを挙げ、「目標を達成すること、最後まで諦めない気持ち、仲間を大切にしていろんなことに挑戦してほしい」とエールを送り、犬石さんは「将来田原に住み続けたい、帰って来たいと思える子どもたちに育ってほしい」と訴えた。 鈴木和佳奈さん(6年)は「将来の夢はまだはっきり決まっていないが、絵を描くことが好きなので、中学生になったら絵の勉強もして夢につなげていきたい」と話していた。 3日間、フリー参観が行われ、卒業生らが来校して思い出に浸る場面も。ミニ集会の後には、4~6年生による合唱の発表や、PTA主催のバザーもありにぎわった。