ピーチ、13回目の「モモ召し上がれ」 関空訪日客にサプライズ、和歌山から“夏の味覚”
ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は6月27日、和歌山・紀の川市のモモを利用客にプレゼントする「Share Peach Day」を関西空港の第2ターミナルで開催した。就航当初から続く恒例行事で、昨年に続き訪日客へサプライズで“夏の味覚”を届けた。 紀の川市とJA紀の里との共同企画で、国際線4便の利用客約650人に配布した。午前の対象便は9時台に関空へ到着するソウル(仁川)発MM712便とバンコク発MM92便、上海(浦東)発MM80便の3便で、午後2時台に到着する台北(桃園)発MM24便の到着客にも旬のモモを配った。 イベントにはピーチの客室乗務員や副操縦士らのほか、紀の川市をPRする「紀の川フルーツ娘」も参加。サプライズで配ったため、モモを受け取った到着客からは驚きの声もあったという。 ピーチが到着客にモモをプレゼントする「Share Peach Day」は、同社が就航した2012年にスタートし、今年で13回目を迎えた。2019年まで対面イベントを8回連続で開催したが、新型コロナウイルスの流行後は手渡しを一時自粛。2022年に対面イベントを復活させ、国際線再開後初のモモの季節となった昨年は、今年と同じ4便の到着客にプレゼントした。 モモは6月中旬から8月中旬に食べごろを迎える。農林水産省によると、2023年のモモの収穫量は全国で10万9500トン。和歌山県産は、このうち7%に相当する7240トンを占め、西日本一の出荷量となっている。県内では、紀の川市を中心とした那賀地区で多く生産され、紀の川市桃山町のモモは「あら川の桃」として知られている。
Yusuke KOHASE