メドベージェフ 逆転勝ちでマドリッドOP初戦突破「自分のレベルに満足」<男子テニス>
ムチュア・マドリッド・オープン
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は27日、シングルス2回戦が行われ、第3シードのD・メドベージェフが世界ランク36位のM・アルナルディ(イタリア)を2-6, 6-4,6-4の逆転で破り、初戦突破を果たした。 【シナー、アルカラス、ナダルらマドリッドOP組合せ】 シード勢は1回戦免除のためこの試合が初戦となったメドベージェフ。メドベージェフはクレーコートが苦手とされてきたが、昨年のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)でクレー初タイトルを獲得している。 この試合、メドベージェフは2度のブレークを許し第1セットを落とす。それでも第2セットはファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどブレークを許さないプレーを見せると、リターンゲームでこの日初めてのブレークを奪いセットカウント1-1に追いつく。 ファイナルセット、第2セット同様試合を支配したメドベージェフはアルナルディに1度もブレークポイントを与えないプレーを披露。リターンゲームでは6本のサービスエースを決められながらも1度ブレークに成功し、2時間3分で逆転勝ちをおさめた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメドベージェフのコメントが掲載されている。 「第1セットはミスが多かったが、それでもチャンスはあった。第2セットでは、もう少し自分のレベルを安定させることができたし、サーブもよくなって、ミスも減って、いいポイントもいくつか取れたからよかったよ。そして、第3セットは僕にとって完璧だったと思う。自分のレベルには満足しているし、前を向いているよ」 3回戦では第25シードのS・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは2回戦で世界ランク80位のM・パーセル(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第1シードのJ・シナー(イタリア)や第5シードのC・ルード(ノルウェー)、元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)らが3回戦に進出。一方で第6シードのS・チチパス(ギリシャ)や第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)は2回戦で敗れた。