西条の鳥インフル疑い「陽性」 今季2例目、11万羽の殺処分開始(愛媛)
県は19日、西条市の養鶏場で前日に発生した高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例について、遺伝子検査で陽性と確認したと発表した。県内での発生は今季2例目となり、10日に感染が確認された1例目の同市の養鶏場と隣接している。県は家畜伝染病予防法に基づき、鶏舎11棟で飼育する採卵鶏約11万羽の殺処分を始めた。1週間ほどかかる見通し。 1例目で、発生養鶏場とその関連の計3養鶏場で飼育する計23万1千羽の殺処分を17日に終えたばかりだった。3養鶏場の消毒などと並行し、新たに発生した養鶏場での殺処分を最優先に24時間態勢で防疫措置を進める。 県によると、感染が判明した2養鶏場とも、県内で初めて発生した2021年末から22年初めにかけても感染が確認されている。
愛媛新聞社