【山口】下関・山口・周南・岩国に土砂災害警戒情報
山口朝日放送
活発な梅雨前線の影響で、山口県内では30日の夜から、非常に激しい雨が降り、下関市や山口市などに、土砂災害警戒情報が発表されています。 梅雨前線の影響で、県内は大気の状態が不安定で30日の夜から、広い範囲で激しい雨が降りました。 降り始めからの雨量は、岩国市羅漢山で222.5mm、岩国市広瀬で202.5mm、美祢市東厚保で198.5mmなどなっています。 現在、下関市、山口市、周南市、岩国市に土砂災害警戒情報が発令されています。 また8つの自治体、あわせて5万4480世帯に避難指示や高齢者等避難が出ています。 県は、周南市の向道ダムの緊急放流を午前6時半から行いました。 下流の錦川の水位も高まっています。 =yab記者= 「午前6時20分の山口市です。先ほどから非常に雨脚が強まってきました。 私の後ろを流れる椹野川も茶色く濁っていて、非常に勢いが増しています。」 ちょうど1年前の大雨で被害が出た山口市の事業所では、浸水に備え車などを高い場所に避難させていました。 =インタビュー= 「これが毎年続くと考えると厳しい。」 JRは山口線、宇部線、小野田線、岩徳線の全線で運転を見合わせています。 また高速道路も、中国道と山陽道の一部区間で上下線が通行止めとなっています。 2日の明け方にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、気象台は引き続き、土砂災害への警戒を呼びかけています。