【すかがわ空想フェス2024】円谷英二の遺した「空想の力」が弾ける!
11月16日(土)と17日(日)の2日間にわたり、円谷プロの創業者・円谷英二の故郷である福島県須賀川市にて、『すかがわ空想フェス 2024』と題されたイベントが開催された。ライブステージやグリーティング、パネルディスカッションなど、子供から大人まで楽しめるような企画が展開され、大盛況のうちに終わった本フェスの様子をお届け! 【関連画像】ウルトラ6兄弟の共演! イベントの様子を捉えたスチール画像をみる(画像10点) 円谷プロダクションは、特殊撮影技術(特撮)を用いて映像を製作することで知られるエンターテインメント会社。同社の創業者である円谷英二が製作し、一大怪獣ブームを巻き起こした「ウルトラシリーズ」などで知られる。 そんな円谷プロは、東日本大震災の復興支援をきっかけに2013年より各種事業を通じて福島県須賀川市との協力体制を築き上げてきた。昨年には「空想の力」を育むまちづくりのための提携協定が結ばれ、その取り組みの一環としてこのたび『すかがわ空想フェス 2024』が開催されることとなった。 イベントでは、『ウルトラマン』をベースにしたライブステージやさまざまな関係者をゲストに呼んだパネルディスカッションなどが行われ、須賀川市内と福島空港に多くのウルトラマンファンが訪れた。 【『すかがわ空想フェス 2024』アフターレポート】 16日(土)に開催されたオープニングイベントでは、一般参加者と数多くの来賓が見守るなか、須賀川市市長の挨拶にはじまり、福島県副知事による内堀知事のメッセージや、円谷プロダクション代表取締役会長兼CEOの塚越隆行の開幕メッセージが披露され、初開催イベント『すかがわ空想フェス 2024』が開幕した。 その後、今夏開催された<かいじゅうと〇〇>をテーマにしたイラスト作品募集企画「空想作品募集」応募作品より、須賀川市長が選んだ特に空想力が溢れる作品の発表が行われた。 須賀川市内の小学生・中学生の応募723点のイラストの中から、市長が選んだ4作品を制作した生徒たちが登壇し、記念品のプレートが贈呈される。記念品を受け取った生徒たちは、緊張している様子ながらも喜びや感謝のコメントを述べた。その後のフォトセッションには、ウルトラマン、ウルトラセブンが登場し、和やかな雰囲気のなか記念撮影が行われた。 ■ウルトラ6兄弟 THE LIVE 須賀川市の公演で初上演となった「ウルトラ6兄弟 THE LIVE ウルトラマン編 ~空想は星空の彼方へ~」では、『ウルトラマン』第15話「恐怖の宇宙線」をベースにした、ドラマチックなストーリーと演出によるライブステージが上演された。 地球とは少し違う「世界」で宇宙人の少年たちが空想した怪獣が現実になって現れ、ハヤタ隊員や大人たちを巻き込みながらも空想を広げていくというストーリーで、劇中には、先日デザイン画が公開となった人気怪獣ガヴァドン(初出は1966年放送『ウルトラマン』)の新形態「ガヴァドン(C)」が登場した。「ガヴァドン(C)」はストーリーに登場する宇宙人の少年の空想によって生まれたという設定で、デザインも、実際に子どもが描いた絵を参考にして制作された。 また、フィナーレでは「ウルトラ6兄弟 THE LIVE」シリーズの進化したステージを観ることができた。ウルトラ6兄弟やウルトラマンアーク、ウルトラ怪獣が、パフォーマーとともに登場し、LDH所属の平沼紀久さん、PATOさんの演出によるパフォーマンスを披露。空想の力<ファンタクリエーション>と、勇気・希望・思いやりをテーマに、これまでの公演にはなかったダンス要素や、LED演出を取り入れた大迫力のフィナーレを迎えた。 (C)円谷プロ