藤本美貴さんが第二子の妊娠中から長男にしてあげていたこと「赤ちゃんは全然覚えてないから……」
三児の母でタレントの藤本美貴さんが大阪でYouTubeの「お悩み相談」を公開収録。面と向かって子育て相談に応じました。 【画像】ミキティのクリスマス手料理! ■4人育てた実母から言われたことは 藤本美貴さんのもとにやってきた“悩める子羊”は、第二子妊娠中でまもなく出産を控えている妊婦さん。現在4歳の長男がとっても不安定になっていて、先日ぽろぽろと涙を流しながら「僕より赤ちゃんの方がかわいいの?」「赤ちゃんが一番?」と言われてしまったといいます。 かと思えば、「赤ちゃん生まれてくるの楽しみ!」と言っている日もあり、「日によってジェットコースターのような精神状態」だという長男。「とっても優しい子なのできっと面倒見の良いお兄ちゃんになってくれるだろうと確信していますが、先の想像がつかなくて不安になっているのだと思います」という相談者さんは、三児の母である藤本さんのケースはどうだったのか知りたいようです。 藤本さんも長男と長女は4学年差で、2人目が生まれるときは「大丈夫かな?」と上の子を心配に思う気持ちがあったそう。そこで妊娠中から、お腹の赤ちゃんに話しかけてあげるのではなく、上の子に対して「(赤ちゃんがお兄ちゃんに)会いたいって言ってるよ」「触ってごらん」とたくさん話しかけてあげていたといいます。 藤本さん自身が4人兄妹の末っ子で、実母から「赤ちゃんは全然覚えてないから、上の子を可愛がりなさい、上の子を抱っこしなさい」と言われたことも。また、赤ちゃんが誕生してからは、「〇〇くんのおかげでこれができるね」「待っていてくれたからオムツ替えられるね」と、お兄ちゃんのおかげで助かる、ありがとう、という気持ちを伝え続けたそうです。 また、赤ちゃんが泣いていたら「上の子に、抱っこしてもいいですか? って聞けばいい」「もし嫌だってなったら『じゃあ抱っこしてもらってもいいですか?』と、上の子に抱っこを促すのはどうか」とアドバイスすると、相談者さんは「それ良い!」と納得。 赤ちゃんの扱いが心配で「触らないで~」とヒヤヒヤしてしまう気持ちもわかるもの、藤本さんは実際「可愛い可愛いしてあげな」と言って、授乳クッションを使うなどして長男に妹を抱っこさせてあげたり、ミルクをあげてもらったり、いろいろやらせてあげたと明かしました。 ちなみに、相談者さんは長男も含め立ち会い出産を予定しているそうで、バースプランに「長男に一番最初に抱っこさせてあげてほしい」と書いたものの、実際にできるかどうかは不安も。 藤本さんもこれまで第二子、第三子の出産のときは子どもたちが立ち会ったそう。「やっぱり怖かったって言ってましたね。なんか血だらけで(赤ちゃんが)出てくるから怖かったって、引いてましたね、お兄ちゃんは(笑)。その直後一番最初に抱っこしたいとかは全然なかった」と明かし、「そのときに本人に抱っこしたいか聞く」「(出産後は)ありがとうね、立ち会ってくれたからママ頑張れたよ、って言って」とアドバイスを送っていました。 ■安心につながるのは…… 二人目を妊娠した際の第一子の変化はよく見られる現象で、心理学上では「退行現象」と呼びます。一般的に、以下のような変化がよくみられます。 ・感情が不安定になる(起伏が激しくなる) ・夜泣きをするようになる ・甘えん坊になる ・できていたものができなくなる(やらなくなる) ・おねしょやおもらしが多くなる ・グズグズがひどくなる ・おっぱいへの執着心が強くなる ・着替えや食事を自分でしなくなる ・幼稚園、保育園を休みたがる ・指しゃぶりをするようになる ただ、上の子の変化はそういったものだけではありません。ママが苦しそうにしていると背中をさすってくれたり、毛布を掛けてくれたり、お水を持ってきてくれたりと、成長がみられる変化もあります。 お子さんの安心につながるのは、やはり抱っこと言葉。真正面から抱きしめて言葉で伝えるのもいいけれど、おすすめは後ろから抱きしめてあげて耳元や斜めから優しい声で伝えてあげることです。包まれている感じや、ささやかれている感じが出て、子どもは安心しますし、ちょっと特別感が出ます。妊娠後期はおなかも出てきて張りやすくなるので、座って抱っこをするといいですね。 参考: 『次子出生における長子の変化としての葛藤反応』 東京学芸大学リポジトリ 参照: 【医師監修】二人目妊娠後の上の子の変化(不安定さや夜泣き)への対処方法 (マイナビ子育て編集部)