ディーン・フジオカさん&やす子さんが『映画 きかんしゃトーマス』 声優に大抜擢されるまでにやってきたこと
映画きかんしゃトーマスの吹き替えに大抜擢!「売れた!」を実感する2人
トーマスの映画に声優として参加することが決まった時の気持ちをお聞かせください。 やす子さん「世界のトーマス映画に声をかけていただけるなんて、売れたなと思いました(笑)。すごく光栄ですし嬉しかったです」 ディーン・フジオカさん(以降ディーンさん)「やす子さんの言う通り、僕も売れに売れたなと思いました。『きかんしゃトーマス』シリーズの名に恥じぬよう心を込めて演じさせてもらいました」 『きかんしゃトーマス』には、どんな思い出がありますか。 やす子さん「トーマス自体は知ってはいましたが、ちょっと近寄りがたかったです。今回初めてリニューアルした作品を見させてもらって、こんなにポップでかわいいんだ!と知りました。キャラクターの表情もとっても可愛いんですよ。これからはもっと注目して見ていきたいと思います」 ディーンさん「子どもの頃に見ていたイメージですが、白昼夢を見ているようなちょっと不思議な世界観だと思っていました。波のように余韻として残る不思議な世界です。今回新しいトーマスたちを見させてもらったら、魅力的でさらに間口が広くなったなと感じました。すでに世界中で受け入れられていますが、新たな進化を経て、ユーザーフレンドリーになったなと思います」
こんなに硬いものの声を演じたのは初めて。言葉をちゃんと届けることを大切にした(ディーンさん)
おふたりとも、とても吹き替えがお上手で感動しました。ディーンさんは、発明好きのタンク機関車ウィフ役で知的で安定感のある、実年齢よりも少し上に感じるような安心感のある声が印象的でした。やす子さんは元気いっぱいの掘削機ダーシー役をとてもチャーミングに演じられていました。 やす子さん「私はディーンさん演じるウィフの声が入った状態で吹き込んだのですが、最初ディーンさんだと気づかなかったんです。声優さんかと思うくらい馴染んでいて、プロの俳優さんのすごさを感じました。ディーンさんの合わせ方やトーンを参考にして吹き替えに臨みましたが、声だけで感情を表すのはとても難しいですね」 ディーンさん「褒めてもらえて嬉しいなぁ。ウィフは人間ではないタンク機関車で、こんなに硬いものの声を演じたのは初めてです。タンク機関車は小回りが利くけど長距離が苦手なんです。しっかりリサーチはしたもののあまり役に立っていないのですが(笑)。吹き替える上で大切にしていたのは、言葉をちゃんと届けること。キャラクターの声の表情だけじゃなく、言葉の一語一語を伝えることが大事だなと思いました。やす子さんのパフォーマンスを見て、ダーシーに選ばれるべくして選ばれた人だなと。ここからまた新たな道が切り開かれていくのか、今後が楽しみですね」