米初の鳥インフル重症患者 南部、病気の鳥と接触
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は18日、米国で初の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)重症患者を南部ルイジアナ州で確認したと発表した。病気になったり死んだりした飼育中の鳥と接触していた。これまでの感染例も含めて人から人への拡大は起きておらず、公衆衛生上のリスクは引き続き低いとしている。 ウイルスは、国内の野鳥や飼われている鳥から検出されているもののほか、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州で11月に重体になった10代の患者のものと遺伝的特徴が共通していた。 米国では今年春から、鳥インフルエンザに感染した乳牛や鶏に接触し発症する人も相次いでおり、患者は計61人に上る。