市民記者育成プロジェクトが「すみだ市民記者クラブ」に 区民が情報発信
墨田区民や区内で活動する人たちが参加する「すみだ市民記者育成プロジェクト」が12月8日、プロジェクト名を「すみだ市民記者クラブ」に変更した。主催は「まち活カイギ」で、すみだ経済新聞が運営協力する。(すみだ経済新聞) 同プロジェクトは「墨田区まち活カイギ」で誕生したプロジェクトの一つ。「市民目線で墨田の情報を発信する仕組みづくり」を目的としたポータルサイト運営、市民記者育成を掲げて活動している。 「すみだ市民記者クラブ」への名称変更について、プロジェクトリーダーを努める、すみだ経済新聞の宮脇恒(わたる)編集長は「本格的な活動が始まったのを機に、メンバーの皆さんと活動を体現する名前を共に考えた。墨田の大先輩クラブの『すみだクリエイターズクラブ』のように息の長い活動を目指したいと思い名付けた」と話す。 同プロジェクトではこれまで、山口亮(まこと)さんが講師を務めた「インタビューの達人ワークショップ」を皮切りに、すみだ経済新聞の記者に同行して取材や原稿作成のスキルを学ぶ市民記者育成実学講座を行ってきたほか、筆跡鑑定仕事人の芳田マサヒロさんと「筆跡診断講座」を共催するなど、文章を書く文化を学ぶ機会も提供してきた。 すみだ経済新聞でも実際に取材と原稿作成を手がけた飛高加奈子さんは「取材を通して、主催者や参加者、それぞれの思いを多く聞くことができ、墨田に集う人々への親しみがさらに深まった。今後は文字や写真で読み手に伝える技術もさらに学んでいきたい」と意気込む。 今後の活動について、宮脇編集長は「活動を通して取材や文章構成、書き方などスキルやノウハウを伝えて記者仲間を増やしたい。今後は定期的な勉強会も開くなど、継続して記事を書く体制をサポートしたい。写真の撮り方やタイトルの付け方など、より実学的な要素も取り入れていく。市民記者仲間が集まって情報交換や学習ができる拠点づくりも実現できれば」と話す。
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