【横浜好き】イースタン・リーグで首位と2ゲーム差。ベイスターズ、ファームの状況
規定打席にはわずかに達していませんが、松尾汐恩は65試合に出場して打率.325、3本塁打、36打点をマーク。一軍昇格時にはプロ初の猛打賞など存在感を発揮していますが、このまま二軍での出場が続けば、首位打者の最有力候補と言えるでしょう。また、出場数は少ないですが、度会隆輝が24試合で打率.348、梶原昂希も26試合で打率.317と、ファームでは格の違いを見せています。
ファームのチーム最多出場は東妻純平の67試合でチーム2位タイの4本塁打を放っていますが、打率.180、45三振はチーム最多と課題を露呈。捕手登録の東妻ですが、今季は外野手として起用される試合が増えています。
他には大田泰示が53試合で、打率.243、0本塁打、10打点、楠本泰史が46試合で打率.258、3本塁打、12打点、神里和毅は36試合で打率.289、1本塁打、12打点と、一軍でも準レギュラークラスだった中堅選手の不振も目立ちます。
ファームも残り試合は少なくなっていますが、対戦成績を見ると西武と巨人には勝ち越しており、リーグ優勝の可能性は十分ありそうです。DeNAベイスターズとしてはイースタン・リーグで4度、2位になっていますが、優勝となると大洋ホエールズ時代の1982年以来となり、今季は一軍を上回る『空白期間』の解消に期待したいところです。
◆先週の度会隆輝(8月12日~8月18日)12日のイースタン・リーグ東北楽天戦では1番・ライトでスタメン出場して4打数1安打。安打はタイムリーで1打点を記録した。13日には楽天先発の田中将大との対戦が実現し、初回の第1打席は四球、3回の第2打席はピッチャーゴロに倒れた。田中はこの回で降板したが、後の2打席も凡退で3打数ノーヒットに終わった。
17日の巨人戦は7番・ライトでのスタメンで、巨人先発・西舘勇陽とドラ1ルーキー対決となった。対戦は3回の第1打席のみでレフトへ安打を放ち、この日は延長10回にも二塁打で4打数2安打。1番に戻った18日は、2回の第2打席でレフトへのタイムリーの後、4回、8回にも安打で5打数3安打の猛打賞。2試合連続でマルチ安打を記録した。
文:大久保泰伸
大久保泰伸