代表帰りの川崎F高井幸大は途中出場、A代表の活動を経て「もっとやらなければならない」
[9.13 J1第30節 川崎F 3-2 鳥栖 U等々力] 日本代表での活動から帰還し、さっそくリーグ戦に復帰した。川崎フロンターレDF高井幸大はベンチスタートで後半24分に途中出場。失点場面には悔しさを垣間見せつつ、チームの勝利に「そこが一番よかった」と安堵の表情を浮かべた。 【動画】好機再びの山田新が後半AT劇的決勝ゴール 8月までパリオリンピックを戦い、9月にはA代表に初招集。北中米ワールドカップのアジア最終予選という大舞台ながら、初戦・中国戦では途中出場でデビューを飾った。物怖じしない様子で勝利に貢献。10日のバーレーン戦ではベンチ入りから出場はなかったが、たしかな経験を積んでクラブに帰還した。 日本時間11日未明に敵地バーレーンで試合を行い、そこから帰国した。それでも今節の試合にも出るつもりでいたという高井は、2-1で迎えた後半24分に途中出場。だが、後半アディショナルタイムに波状攻撃を受けると、味方のハンドからPKを献上し、痛恨の2失点目を喫した。FW山田新が試合終了間際に3点目を決めて勝利に導いたが、高井は「失点したところは反省しなければいけない」と課題を挙げた。 A代表の活動で大きな刺激は受けているはずだ。大舞台になればなるほど、プレーは洗練。飄々とした表情のなかにも燃える闘志はのぞく。「もっとやらなければならない」。言葉少なげながら、改めて代表入りする野心を見せていた。