カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング11位。泣いて懇願で予想外の出費も!? 50億円超のDF補強も
欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で順位ごとに紹介する。※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。
11位:リヨン(リーグアン/フランス) 総支出額:1億4379万ユーロ(約230億円) 移籍金最高額:ムサ・ニアカテ(3190万ユーロ/約51億円) 夏の移籍金総支出ランキング11位は、2023/24シーズンのフランス・リーグアンを6位で終えたリヨンで、移籍市場に1億4379万ユーロ(約230億円)を投じた。 最高額補強はイングランドのノッティンガム・フォレストから獲得したDFムサ・ニアカテで、3190万ユーロ(約51億円)を支払った。同じくノッティンガム・フォレストからMFオレル・マンガラを2340万ユーロ(約37.4億円)で獲得している。 そのほかにも各ポジションに新戦力を迎えているリヨンだが、その中でもヴェネツィアから600万ユーロ(約9.6億円)で獲得したアメリカ合衆国代表のMFタナー・テスマンは、インテルが獲得に動いていたことが報じられていた22歳の有望株で、今後の成長に期待が集まる。 リヨンにとって想定外だったのは、FWエルネスト・ヌアマだ。20歳のガーナ代表ウインガーは昨年夏にモレンベークから期限付き移籍で加入し、リーグアンで3得点2アシストを記録して評価を高めた。リヨンはシーズン終了後に完全移籍に切り替えたあと、イングランドのフラムへ移籍することでクラブ間合意に達したが、メディカルチェックの途中でヌアマが失踪。泣いてリヨンに残りたいと訴えたそうで、結局フランスに戻ったことでこの移籍は破談に終わり、完全移籍に掛かった2850万ユーロ(約45.6億円)の支出がそのまま残っている。 2023/24シーズンのリヨンは、シーズン前半戦の大不振から立て直して6位でフィニッシュした。今季は最初からエンジン全開で行きたいところだが、開幕2連敗の後、第3節で初白星という微妙なスタートとなっている。
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