『監察医 朝顔』2年ぶり新作を前に上野樹里、風間俊介が“時の流れ”を語る 風間が感じた上野の“リアル”な変化「すごさを感じました」
俳優の上野樹里が主演を務めるフジテレビ系ドラマの最新作『監察医 朝顔2025新春スペシャル』が1月3日午後9時から放送される。ドラマの復活を前に上野と作中で夫婦役となる風間俊介が同局で開かれた取材会に出席。前作から2年ぶりの撮影などを振り返った。 【場面カット多数】子どもたちのかわいい寝顔も『監察医 朝顔2025新春スペシャル』 2年ぶりに放送される本作。上野、風間をはじめ、時任三郎、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、斉藤陽一郎、藤原季節、坂ノ上茜、永瀬ゆずな、中村千歳、戸次重幸、平岩紙、石田ひかり、ともさかりえ、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子ら、おなじみの俳優陣が再集結する。初回放送から5年半。東日本大震災で行方不明になった母の“生きた証”を探しながら、笑顔と涙を繰り返し、懸命に生きてきた朝顔(上野)と父・平(時任)に別れの時が訪れる。 おなじみのキャストが再集結した撮影を振り返った上野は「それぞれに時を重ねて、また集結できる現場は、より豊かで贅沢な空間ですね」と笑顔。夫役の風間は「時の流れを大事にしている作品だなと常々思っている」とした上で、「2人の中に流れている空気感は、ずっと変わってないように感じるんですけど、子どもたちの成長を見ると、なんか変わるものと変わらないものっていうのが実感できて、本当に人生だなって思う」としみじみ。 2年ぶりとなる新作に風間は「時間が空いたことによって、見る人たちはこうやって変わっていったんだっていう時の流れを感じてもらえるだろうな、なんて思いながら撮影していましたね」と語った。 初回放送から5年半を迎える中、風間は自身が演じる“桑原真也”の存在が大きくなっているといい、「仕事をする朝顔(上野)を見た時に、やっぱ家庭の時の顔との違いっていうのをリアルに感じたんですよね」と明かす。そうしたリアルな経験を通じて風間は「上野樹里ちゃんのすごさを感じましたし、桑原としての体感がしっかり自分の中にはあるんだな」と語った。 今作のメインテーマについて風間は「物語の大きな部分を担ってくれているのが時任三郎さん演じる平さんで、今回は平さんの存在の大きさ感じました」と明かす。「『監察医 朝顔』は家の物語であり、やっぱりこの親子の物語っていうのが根幹にずっと流れている。そこが素敵だなって改めて思っていただけるスペシャルなのかなと思いました」と期待感をにじませた。 2011年に発生した東日本大震災が作品の軸となっている今作。上野は「オンエア時には震災から13年目に入りますね。日々の忙しさに追われて、徐々に薄れていく記憶や、つい当たり前になってしまう日常を、朝顔を見る事でふと立ち止まって振り返っていただけるのではないかと思います。生きること、生かされているっていうこと、その瞬間を感じることだったり、死と隣合わせになることでいろいろ実感できる今っていうのがあると思います」と力強く語った。 『監察医 朝顔』は、2019年7月期の月9ドラマとして第1シリーズが放送され人気を博した後、20年11月より第2シリーズを同枠にて2クール連続で放送。さらに、21年1月、22年9月にはそれぞれ一夜限りのスペシャルドラマが放送された。