「なんでETCゲート開かない!?」“カード挿入済み”なのになぜ通れない? トラブル発生でも絶対にやっちゃいけないNG行為は?
ETCのエラーが起きる原因は?
レジャーシーズン本番を迎え、高速道路を利用する機会が今後さらに増えるでしょう。 一方で、高速道路(有料道路)のETC専用化が着実に進んでおり、ETCが不可欠となりつつあります。 【画像】「これはアウト!」これが「ETCゲート通過不可」の表示です! 画像を見る(17枚)
ところがETC利用時にトラブルが発生することもしばしばあり、ゲートが開かなくて立往生した経験がある人もいるかもしれません。 万が一トラブルに見舞われたときはどのように対処すべきなのでしょうか。 最近は「ETC2.0」の普及などもあり、音声機能を持たせた車載器がメインになっています。 音声機能ではETCカード挿入の有無、カードの利用期限などを知らせてくれ、うっかりミスでETCゲートが開かない事態になるケースは減っているようです。 ただし、NEXCO各社のウェブサイトでも盛んに注意喚起していますが、依然としてETCカードの抜き差しが不十分、有効期限切れ、カードの向きの間違いなどで車載器がETCを認識しなかったり、カードを入れっぱなしで認識エラーが発生することもあるといいます。 よくあるのが、自分ではETCカードを挿入したつもりでETCレーンに進入し、ゲートが開かないというパターン。本来であれば、インジケーターや音声などで事前に確認し、「ETC/一般」や「一般」表示のレーンを利用すべきですが、ゲートが開かないことからETC側の通信障害だと勘違いする人もいます。 しかし、実際は利用者側のETCに不具合があるケースがほとんどなのです。 また、レンタカーやカーシェア利用の場合、普段乗り慣れていないクルマということもあってETCカードの挿入を忘れる人も多く、その逆で抜き忘れてしまうことも多発。 ETCカードはクレジットカード一体型も多いので、防犯の面からもカードの管理は特に気を遣いたいところです。 では、ETCゲートが開かなかった場合は、どう対処するのが正しいのでしょうか。 NEXCOの回答では「慌てずにその場でハザード点灯して停車」するのが第一段階だといい、ここで慌ててバックすることは絶対に避けてほしいとのこと。 次に、「レーンに設置されたインターホンや呼び出しブザーで係員に連絡し指示を仰ぐ」というのが正解とされています。 しかし人間は、慌てた状態では思いもよらない行動を取ってしまうもの。ゲートが開かないので、やむを得ずETCバーを押し開いて通過してしまうことがあるかもしれません。 その場合は、後日(できるだけ早めがベター)料金所を管理する高速道路会社のお客様センターに連絡し、通行料金を支払えばお咎めはありません。 ただし「不正通行」の状態を放置していると、割り増し金などを請求されるだけでなく、「道路整備特別措置法」に基づいて30万円以下の罰金が科されることもあり、注意が必要です。