結婚資金のために「共同口座」を作りましたが、彼氏がぜんぜんお金を入れてくれません。つい友人と飲みに行ってしまうそうなのですが、どうすれば良いでしょうか…?
結婚にはお金がかかるものです。そのお金は、2人で協力しながら貯めていくほうが効率も良く、結婚に向けた意識や絆も深めやすいでしょう。しかし、2人の間に意識の差があると、なかなか結婚資金が貯まらない可能性もあります。共同口座を作ったにもかかわらず結婚資金が貯まらなければ、将来への不安も募りかねません。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの? 今回は、共同口座について概要を説明し、結婚にかかる費用や結婚資金を貯める方法を考えてみましょう。
共同口座の概要とメリット
「共同口座」とは、複数の人で共有して使うことを目的とした口座です。共有口座や共通口座と表現されることもあります。家族などで持つこともありますが、結婚前のカップルや夫婦などで持つケースが多いでしょう。個人口座とは別に設け、結婚資金を貯めるなど特定の目的のために開設するのが一般的です。 共同口座のメリットの一つは、同じ目的意識を持てる点にあります。「結婚資金を貯めるため」というのは、まさに代表的な目的の一つです。また、生活費の管理がしやすくなる点もメリットでしょう。個人の口座ではないため使用のハードルが上がり、貯金がしやすくなると感じる人も少なくありません。
結婚にかかる費用の相場はいくら?
結婚資金を貯めるために共同口座を作っているのであれば、目標の金額を設定しておくと貯金もはかどるのではないでしょうか。ここでは、結婚にかかる費用の相場をみていきましょう。 まず必要になるのが、結婚式にかかる費用です。株式会社リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、挙式・披露宴・ウエディングパーティーの総額の平均は、327万1000円でした。招待客1人あたりの挙式・披露宴・ウエディングパーティー費用の平均は8万9000円です。ここから、招待客の数に応じたおおよその費用を推計できるでしょう。 ちなみに、同調査によると、ご祝儀総額の平均は197万8000円で、カップルの自己負担額の平均は153万7000円となっています。結婚式等の費用に加えて、新居で使用する家具や家電などの購入費用が必要となることもあります。結婚当初だけで400~500万円程度はかかると見込んでおくと安心かもしれません。