時短のため「乾燥機付きドラム式洗濯機」への買い替えを検討! 縦型と比べて「電気代」や「コスパ」はどう違う? 費用を比較
洗濯は毎日の生活で欠かせない家事の1つと言っても過言ではありませんが、洗濯機を稼働させて、完了したらベランダに持っていって干すという一連の流れは重労働で時間もとられます。 なかには家事にかかる時間短縮のため、乾燥機能が付いたドラム式洗濯機を導入するケースも少なくありません。乾燥まで終わらせてくれると、ベランダに干す手間も省けるので非常に便利ですが、電気代などのコストが高くなりそうな気がして迷っている人もいるでしょう。 本記事では、乾燥機付ドラム式洗濯機はどのくらい電気代がかかるのか、コスパは良いのか、縦型洗濯機との違いは大きいのかを解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
洗濯するときの電気代の違い
1回あたりの電気代は「消費電力量(ワットアワー)×0.031円」で計算することができます。一般的に電力料金単価は31円/キロワットアワーで算出されるため、今回もそれにならうものとします。例えば、消費電力量が80ワットアワーの場合の電気代は約2.5円です。 今回は、縦型洗濯機の消費電力量は100ワットアワー、乾燥機付ドラム式洗濯機は70ワットアワーと仮定し、洗濯は毎日行うものとします。1回あたりの電気代は縦型が3.1円、ドラム式は約2.2円です。年間の電気代は縦型が1116円、ドラム式は792円となり、「年間で約320円の差」が出ることが分かります。
乾燥機能を使用するときの電気代
洗濯時にはあまり大きな違いは見られませんが、乾燥機能を活用すると電気代が高くなることもあります。縦型洗濯機にも乾燥機能が搭載されていることもありますが、自分で洗濯物を干す場合は乾燥機能を使用しないため電気代はかかりません。 一方で、ドラム式洗濯機の標準乾燥機能を使う際の消費電力量は900ワットアワーかかると仮定すると、1回あたり約28円の電気代が発生します。年間を通して毎日乾燥機能を使用する場合、合計で約1万円かかる計算です。
乾燥機付ドラム式洗濯機はコスパが良いのか
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の年間の電気代は以下のような結果になりました。 ・縦型洗濯機:1116円(洗濯のみ) ・ドラム式洗濯機:約1万800円(洗濯と乾燥) 一般家庭でドラム式洗濯機を使用して、洗濯から乾燥まで全てすませる場合、電気代は年間で1万円近く高くなると考えておいたほうが良いかもしれません。 これを見て、1万円も高くなるなら従来の縦型洗濯機を使うほうがいい、ドラム式はコスパが悪いと思われるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。確かに電気代の部分だけ見ると損しているように感じるかもしれませんが、時間や手間のことを考えると効率が上がる可能性もあります。 毎日洗濯関連で30分作業している場合、乾燥機付ドラム式洗濯機の活用で全て自動化できると1ヶ月で15時間捻出することができます。浮いた時間を洗濯以外の家事や育児などに活用できるのは非常に大きなメリットです。
まとめ
本記事では、家事の時短のため乾燥機付ドラム式洗濯機へ買い替えるとコスパは良くなるのか、電気代はいくら発生するのか解説しました。 洗濯機を使用すると、電気代以外にも本体価格や水道代がかかります。これらは使用する機種や環境などによって大きく変わることもあります。買い替えを検討する際には、自分自身のライフスタイルを総合的に考慮したうえで判断することをおすすめします。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部