フルタイムで”管理職”の忙しそうなママ友。「役職がある女性」の平均年収はどのくらいなのでしょうか?
ママ友の中には、専業主婦やパートをしている方もいれば、フルタイムで管理職に就いている方もいらっしゃるでしょう。「管理職」と聞くと、高い年収をもらっているイメージがありますが、実際はどのくらいなのか気になるかもしれません。 そこで今回は、管理職に就いている女性の平均年収について調べてみました。女性管理職が仕事と家庭を両立させるためにしている苦労についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
フルタイムで管理職のママ友……年収はどのくらいもらっているの?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、役職別の女性の平均月収は以下の通りです。 ・部長級:52万1000円(年収換算625万2000円) ・課長級:43万800円(年収換算516万9600円) ・係長級:33万5900円(年収換算403万800円) ・非役職者:26万300円(年収換算312万3600円) 同調査から、管理職の女性は非役職者の女性社員と比較して、部長級であれば年間312万8400円、課長級であれば年間204万6000円、係長級であれば年間90万7200円多く稼いでいることが分かります。 フルタイムで管理職のママ友は、会社や役職にもよりますが、経済的に比較的余裕のある生活ができている可能性があるといえるかもしれません。
女性管理職が仕事と家庭を両立させるには苦労もある!
フルタイムで管理職のママ友を見て、年収面だけでうらやましいと感じる方もいるでしょう。 しかし仕事と家庭を両立させることは決して簡単なことではありません。女性管理職のママ友は以下の点で苦労している可能性が考えられます。 ●毎日の食事の準備や洗濯 買い物へ行ったり献立を考えたりする十分な時間が取れないため、食事キットの宅配サービスやネットスーパーを利用する方もいます。 便利なサービスではありますが、コストもかかるため、さまざまな工夫に頭を悩ませているかもしれません。また時間節約のために、乾燥まで自動で行える洗濯乾燥機を購入する方もいます。 ●子どものケアと時間管理 子育てと管理職のキャリアを両立するために、保育園入園の手続きやベビーシッターの手配などを行う必要があります。発熱やけがなどで保育園から急な呼び出しがある可能性もあるため、家族や職場の協力を得ながら調整をしなければならない苦労もあるでしょう。 延長保育料を払って保育園のお迎え時間ぎりぎりまで働いたり、家でできる仕事は持ち帰ったりして、時間管理を工夫している方もいます。 上記のように苦労しているだけでなく、家事の負担をおさえるためにお金がかかっていることも考えると「管理職だから経済的に楽をしている」とは一概にはいえないかもしれません。