「のど渇く前に水分補給」 北京五輪・銀メダリスト 塚原直貴さん 講座で【長野・松本市】
オリンピックの銀メダリストが、高校生に体調管理法を伝授しました。水分補給は、のどが乾く前が重要だということです。 松本市の松商学園で開かれた講座には、1年生およそ100人が集まりました。 講師は、岡谷市出身で北京オリンピック陸上男子400mリレー・銀メダリストの塚原直貴さんです。 ■塚原直貴さん 「走るのが好きだという気持ちが一つ。勝つ負けるの白黒つく世界を求めていました」 テーマは「免疫力からみたアスリートのコンディショニング」。 より良いパフォーマンスを発揮するための体調管理法です。 ■塚原直貴さん 「皆さんIgAって知ってますか?」 IgA(アイ・ジー・エー)は抗体の一種で、粘膜から細菌やウイルスが侵入するのを防ぎます。その分泌を妨げるのは、「乾燥」だといいます。 ■塚原直貴さん 「乾燥することによって湿度が下がる、湿度が下がることによって水分が持って行かれます、のどが渇きます。ということになると、この辺の分泌力が下がるんですね。ですので水分補給を『のどが渇く前に』というのは単純に経口補水という訳ではなく免疫を落とさないためにも必要だと」 また、免疫力を高めるには、運動だけでなく栄養補給と睡眠もセットで考えることが大切だと話しました。 ■受講した1年生 「日頃の体調管理を日常からやっていくことが大事だと思った」 ■受講した1年生 「自分も生活リズムが崩れて免疫がくずれていたので簡単なことだけど知ることが出来てよかった」 ■塚原直貴さん 「集中力の高さが眼差しで伝わってくるもんだなというのが印象深かった。少しずつ成功体験を積みながら夢に向かって一歩ずつ積み重ねてもらいたい」 運動部に所属する生徒がほとんどで、真剣な表情で耳を傾けていました。