鉄道ファンの夢かなえ 公募社長として若桜鉄道の活性化に取り組む山田和昭さん
「外から乗客に来てもらうために魅力あふれる鉄道にしたいと考えています。それで地域が活性化するようにしたい。若桜鉄道に行きたいと思わせるような、他にはないものやことを生み出していきたいと考えています。そのためには、まずは近場の人にふらりと来てもらえるようにしたい」 12年8月には秋田県の第三セクター・由利高原鉄道のITアドバイザーに就任している。フェイスブックでのイベント情報の提供や、鉄道グッズの通信販売に取り組んできた。13年10月には同県由利本荘市の廃校舎で沿線の魅力を掘り起こそうと写真展を開催し、鉄道の魅力を広め、乗客を誘致する仕事も展開。そのときの経験を活かし、若桜鉄道でもフェイスブックページを作り、グッズ販売も計画している。 山田さんは「ストレスにさらされているようないまの社会では、若桜鉄道に来るときっと心が休まると思う。現在行っているSL体験運転を充実させ、本線上での運行もやりたい」と話した。 (ライター・小林拓矢)