【漫画】不穏な言葉を発し続ける奇妙な魔物…見た目では想像できない意外なラストに「つい涙が…」と感動の声続出
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家の魔木さんによる『人の言葉を真似る系の魔物』をご紹介しよう。 【漫画】人の言葉を真似る魔物が不穏すぎる…かと思いきや悲しい過去が明かされて「幸せになって」「感動必至」の声 同作は偶然出会った、勇者と“人の言葉を話す魔物”の様子を描いたショート漫画で、2024年7月3日、魔木さんのX(旧Twitter)に投稿されると、多くの人から注目を集めて7.2万の「いいね」を獲得。そこで“万バズ”した作品を手がけた魔木さんに、同作を創作したきっかけやこだわりなどについて話を伺った。 ■魔物の口から明かされる悲しい過去 勇者の前に現れたのは、「コンニチハ」「オゲンキデスカ?」と人の言葉を話す一体の魔物。特に襲ってくる様子はないものの、魔物から「タスケテ」「ヤメテハナシテ」と不穏な言葉も発せられる。 その後も魔物の言葉を聞いていると、どうやら以前魔物が世話になった主人の言葉を真似しているようだった。そして、この魔物が暴漢に襲われていた主人を助けたこと、そこから共に暮らしていたこと、主人から「クロマル」という名をつけられたことなど、次々と魔物の過去が明らかにされる。しかし、過去が明かされていくにつれて、次第に主人とクロマルは悲しい結末に向かうのだった…。 クロマルの悲しい過去や勇者の優しさが垣間見えるラストには、「最後のコマで泣きそうになった」「心に染みる」「クロマルには幸せになってほしい」など、様々な反響が寄せられていた。 ■魔木さん「必死に気持ちを伝えようとしている描写に注目して欲しい」 ――『人の言葉を真似る系の魔物』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 セリフのやり取りで読めるような漫画を描こうと考えていた時に、「人の言葉を真似る魔物が過去の体験をそばにいた人間の言葉で話す」というシチュエーションを思いつきました。 ――『人の言葉を真似る系の魔物』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。 魔物は他人の言葉を借りることでしか話せないのですが、その中で必死に気持ちを伝えようとしている描写に注目して欲しいです。 ――精力的にSNSに創作漫画を投稿されていますが、やはりSNS漫画は書籍として描く漫画と意識する部分が違うのでしょうか。SNS漫画において、何か工夫されているポイントがあれば教えてください。 SNS漫画で受けるものと商業誌で受けるものは微妙に違うと思っているので、そこは意識して描き分けようと思っています。 ――反対にSNSに投稿して読まれにくいジャンルの漫画はあるのでしょうか? 少年誌的なバトル漫画などはSNSでの連作としてはあまり見ない気がします。 ――今後の展望や目標をお教えください。 商業連載とSNSでの漫画投稿は両立させていきたいと思っているので、引き続き頑張って投稿していきたいです!少し長めの読み切りなどもSNSで発表してみたいと思っています。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! Xでは『バ美肉おじいちゃん』という漫画を連載していますので、そちらは引き続き読者の皆様に楽しんでいただけるよう更新しています!また、くらげバンチ様で『終活勇者』という作品が夏頃連載再開しますので、もうしばらくお待ちいただけると幸いです。