サッカーのフランス代表主将キリアン・エムバペ（写真）が、所属先のレアル・マドリードでプレーできる状態であるにもかかわらず、代表戦を欠場することで母国のファンから批判を浴びている。ドイツのドルトムントで６月撮影（２０２４年　ロイター/Leon Kuegeler）

［パリ　７日　ロイター］ - サッカーのフランス代表主将キリアン・エムバペが、所属先のレアル・マドリード（スペイン）でプレーできる状態であるにもかかわらず、代表戦を欠場することで母国のファンから批判を浴びている。 エムバペは９月下旬のリーグ戦で左大腿二頭筋を負傷。このためフランス代表のディディエ・デシャン監督は今月３日に発表した欧州ネーションズリーグに向けた代表メンバーからエムバペを外していたが、エムバペは５日のリーグ戦に先発出場した。 元フランス代表のマキシム・ボシス氏は仏紙レキップで「リーグ戦に先発出場すると状況はあいまいになる。エムバペは特別な選手。私たちはミシェル・プラティニがけがをした際も、彼を代表チームに残しておきたかった」と過去の名選手を引き合いに出して言及した。 また、主要サポーターグループの広報はレキップで「キャプテンとして（エムバペは）ファンにとって模範であるべきだが、そうなっていない」と批判した。 一方、デシャン監督は「クラブの利益と代表チームの利益は必然的に異なる。選手の雇用主は連盟ではなくクラブだということも忘れてはならない」とフランス・サッカー連盟が７日に公開した動画で述べた。