【Jリーグレンタル通信簿】期限付き移籍から復帰した注目選手(5)レイソルが生んだ傑作! 新たな右サイドの支配者
明治安田生命Jリーグの2024シーズン開幕まで1か月以上あるが、すでに開幕に向けて指導しているクラブも多い。期限付き移籍から復帰した選手にとって、今季は勝負のシーズンとなるだろう。期限付き移籍から復帰した選手をピックアップして移籍先での成長を5段階(A~E)で評価する。
MF:鵜木郁哉(うのき・ふみや) 生年月日:2001年7月4日 2024所属クラブ:柏レイソル 2023期限付き移籍先:水戸ホーリーホック 2023リーグ戦成績:27試合5ゴール3アシスト 移籍先での成長:B 小学5年生のときに柏レイソルU-12に加入し、2020シーズンにトップチーム昇格を果たした鵜木郁哉だったが、2年半でリーグ戦に出場したのは10試合。3年目の2022シーズンは出場機会を求める形で、シーズン途中に水戸ホーリーホックへ期限付き移籍していた。 期間を延長する形で水戸に残留した昨季は、リーグ戦27試合に出場している。3月26日のヴァンフォーレ甲府戦ではウォーミングアップ中の負傷により先発を外れるというアクシデントもあったが、キャリアハイの成績を残した1年となった。特に後半戦はファイナルサードでの活躍が目立った。特に印象的だったのは9月9日のレノファ山口戦で、左サイドからのクロスを正確なトラップで収めてゴールネットを揺らし、鋭い切り返しから左足を振り抜いて再びゴールを奪った。 山田康太と椎橋慧也が移籍したことにより、柏の中盤は昨季と顔ぶれや配置が変わるだろう。右サイドでのプレーを得意とする鵜木は、ポジション争いに割って入ることができるか。プロ5年目の今季は柏でのキャリアを左右する重要なシーズンになるかもしれない。
フットボールチャンネル