冬の夜を鮮やかに 「光のナイトウォークin福岡城・鴻臚館」/福岡市
ライトアップイベント「光のナイトウォークin福岡城・鴻臚館(こうろかん)~竹花玄夜と舞」が12月6~25日、福岡市中央区の福岡城跡と鴻臚館跡で開かれます。期間中の18~21時、鴻臚館広場、本丸・二の丸エリア周辺がプロジェクションマッピングや竹あかりで彩られます。入場は無料。歴史舞台で繰り広げられる光のショーが、福岡の冬の夜を幻想的に演出します。
デジタルで歴史を照らす
夜間観光の振興を目的に、福岡市が企画。歴史資源とデジタル技術を融合させたイベントにより、観光客の滞在時間延長や消費拡大を図ります。運営はイベント制作会社「ランハンシャ」(福岡市)が担います。 明治通り沿いの上之橋御門(かみのはしごもん)から鴻臚館広場、本丸に続く園路や石垣をプロジェクションマッピングとレーザーの光で彩ります。人の動きと光が連動する演出のほか、竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN」(熊本県南関町)が手掛ける装飾も登場し、美しい光の共演を楽しめます。
本丸桜園のゲートも見どころの一つ。欧州を中心に活躍する舞台芸術家・森弘一郎さん(福岡県直方市出身)の舞踊「霊光の舞」が迫力の立体映像で投影されます。
竹あかりの制作体験も!
会場では、竹あかりの制作体験(17時~20時30分で予約不要、4000円)ができます。自作の竹あかりを携え、会場をめぐるラリー「光の小径」にも参加が可能です。 定められた場所に竹あかりを置くと、光や音が連動する特別な演出が楽しめます。ラリーでは、映し出されるキーワードを集めて抽選に応募すると、景品が当たるチャンスもあります。体験で作った竹あかりを持ち帰り、インテリアとして飾るのもお薦めとのことです。 市の担当者は「歴史ある城跡を会場に、伝統的な和の風情と最先端デジタル技術が融合した光の世界を楽しんでほしい」と呼びかけています。
読売新聞