河原に「仙人風呂」オープン 和歌山の川湯温泉、2月末まで
和歌山県田辺市の川湯温泉の河原に1日、冬季限定の「仙人風呂」がオープンした。川底から湧き出る温泉を利用した露天風呂で、来年2月末まで無料で入浴できる。 地元の観光協会によると、仙人風呂は幅約24メートル、奥行き約12メートルで、川の一部をせき止めて開設。川底から湧き出る温泉は73度と高温のため、川の水を引き入れて40度前後に調整している。温泉を発見したのは仙人という言い伝えがあり、千人ほどが入れる大きさであることから、この名が付けられたという。 大阪市から旅行で訪れ、お風呂に入った井上博行さん(72)は「自然の景色も楽しめ、開放感があって気持ちいい」と話した。