維新代表選、吉村氏に待望論 馬場氏と藤田氏、ともに不出馬表明
日本維新の会の馬場伸幸代表は7日の関西テレビ番組で、「選挙に対する責任は私が全て負うべきだ。責任を取る意味で次の代表選は出馬しない」と述べ、党代表選(17日告示、12月1日投開票)に出馬しない意向を示した。「若い人を中心にたくさん出てほしい」とし、後継指名は否定した。党内には吉村洋文共同代表(大阪府知事)の待望論があり、今後は吉村氏が出馬するかが焦点となる。 【図解】維新の議席、衆院選でどうなった 維新は10月の衆院選で議席数を公示前の43から38に減らし、党内から馬場氏ら執行部の責任を問う声が出ていた。藤田文武幹事長も7日の記者会見で「敗戦責任は当然ある。私は出るつもりはありません」と不出馬を表明した。幹事長職も退く考えを示した。 吉村氏は1日、自身のX(ツイッター)に「代表選になった場合、僕自身がどうするかはよくよく考えて判断します」と記した。吉村氏に出馬要請した関係者は「誰が代表になっても党内のハレーションはある。吉村さんは出馬を迷っているが、何とか党の立て直しをしないといけない危機感は相当ある」と語った。【東久保逸夫、田中裕之】