さま~ずもビックリの「球体ヒップ」 世界水準で活躍を続けるビキニ選手・小倉あれず 過去には「一日グミ1粒」の誤ったダイエットも
コンプレックスを強みに変えてくれたビキニフィットネス
小倉 私が無理なダイエットを繰り返しているのを知った母が、勤めている整骨院に併設されているジムを紹介してくれました。筋トレは脚が太くなるっていう思い込みがあったので乗り気ではなかったのですが、とりあえず行ってみると、そこはJBBFの公認ジムで「強い足腰が生きるビキニフィットネスという競技があるんだけど」と、教えてくれたんです。 ──競技との出合いが、間違いだらけのボディメイクから抜け出すキッカケになったのですね。 小倉 はい! 筋トレをするのは最初は少し抵抗もありましたが、コンプレックスだと思っていた下半身が強みになるのならやってみようかな、と気持ちを切り替えてからは早かったですね。週4、5回のトレーニングで、むしろ脚とお尻を強化していきました。 ──トレーニング開始から半年でコンテストに出場しました。 小倉 最初は「来年あたり出られたらいいかな」くらいに考えていたんですけど、競技をもっと知りたくて長瀬陽子さんに連絡をとったところ話が進んで、半年後の栃木オープンに出場しました。でも、それがあったから「しっかり食べて、絞る」っていう取り組みにシフトしていけたんですよね。 ──筋トレのように、食べることに抵抗はなかったですか? 小倉 初めはありました。食べて大丈夫かな?って。でも、それは知識がないからこその発想なんですよね。私はハマるととことん突き詰めるので、筋トレのことも食事のことも、競技に関するあらゆることをかなりの時間を割いて勉強したんです。学ぶほどに食べて絞ることがどれほど理にかなっているかがわかったので、すぐに抵抗なく取り組めましたし、最悪これが全部嘘だったとしても、それならまた食べなければいいか!くらいの感じでした(笑)。 ──実際に取り組んだ結果、嘘ではなく理想の身体に近づいた。 小倉 少しずつ変わっていくボディラインを見て、ああ自分が求めていたのはこういう身体だ!と、感動しました。