約103億円での売却希望も、J・フェリックスの移籍先は見つからず…“望まぬ”合流まで1週間
アトレティコ・マドリードに所属するポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの去就は依然として不透明なようだ。18日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 現在24歳のJ・フェリックスは母国の名門ベンフィカで頭角を表し、2019年夏にクラブ史上最高額の推定1億2000万ユーロ(現在のレートで約206億円)でアトレティコ・マドリードへ加入した。しかし、期待を上回る活躍を見せることができず、昨年冬にチェルシー、昨年夏にバルセロナへレンタルで放出。迎えた2023-24シーズンは公式戦通算44試合に出場し10ゴール6アシストをマークしたものの、終盤にかけて徐々に出番を減らしていった。 レンタル期間の満了に伴いバルセロナを退団したJ・フェリックスだが、その去就は依然として不透明。アトレティコ・マドリードは同選手をスカッドにと留めておくつもりはなく、今夏に完全移籍で売却することを望んでいるとのこと。選手本人も確執が噂されているディエゴ・シメオネ監督の下でのプレーは望んでおらず、移籍を希望しているようだ。 古巣のベンフィカやウナイ・エメリ監督が率いるアストン・ヴィラからの関心が報じられたものの、現時点で移籍が成立する可能性は低い模様。また、バルセロナはJ・フェリックスの残留を望んでいるものの、買い取りではなく再レンタルを希望しているため、アトレティコ・マドリードの希望にはそぐわないないようだ。なお、アトレティコ・マドリードは6000万ユーロ(約103億円)程度での売却を目指しているという。 現地時間26日にはEURO2024後の休暇を終え、トップチームのプレシーズンに合流する必要があるが、J・フェリックスとアトレティコ・マドリードの関係性は冷え込んでいるため「合流というシナリオは全員にとって避けたいものである」と『マルカ』は指摘する。果たしてJ・フェリックスは残り1週間ほどで新天地を見つけることができるのだろうか。
SOCCER KING