【衆院選特集・静岡8区】 ”裏金問題”でベテラン議員が辞職 これまでの構図崩れ激しい選挙戦
●源馬氏:「どうも源馬謙太郎です。よろしくお願いいたします」 小雨降る中、三輪自動車のトゥクトゥクで住宅街を回っていたのは、立憲民主党の前職・源馬謙太郎(げんま・けんたろう)さん。 ●源馬氏:(バイクについて) 「(有権者と)パッと止まってすぐ会えるし、目も引くし」 前回、塩谷氏を破って小選挙区で初当選。3期目を目指す選挙戦、「政治不信」の払しょくを全面に打ち出しています。 ●源馬氏: 「自分たちは納税しているのに、政治家だけが裏金を30年作り続けている。しかも、それでほぼお咎めなしで、自民党から公認されない。内部の話じゃないですか。まずは政治が信頼を取り戻すこと、これが今回の最大で唯一の争点」 先月の代表選では、野田(のだ)代表の推薦人に。それに応えるように、浜松に駆け付けました。 ●野田代表演説: 「税金の使い道を決めるのは国会でしょ。税金の使い道を決めるところで、税逃れをしたような連中がいっぱいいる。これでは政治に対する信頼を取り戻すことはできないんじゃないでしょうか。皆さん(拍手)。源馬謙太郎候補は松下政経塾の後輩です。とても将来有望な政治家だと私は確信しています」 一騎打ちだった前回と異なり、懸念材料は野党票の分散です。 ●源馬氏: 「(裏金問題の)象徴的な選挙区となってしまったこの選挙区で、我々が落とすわけにはいかない」 有権者):頑張って 有権者):源馬さん頑張って ●源馬氏: 「有権者の皆様といかに触れ合って話を聞いて、これをコツコツやるしかないので、基本的なそういう考え方は変わりません。政権交代ができる環境にしていく、あるいは政権交代を起こす。まさに今回はその最大のチャンスではないかなと思います」
日本維新の会が擁立した寺島瑞仁(てらしま・みずひと)さん。静岡県内の候補者で最年少の31歳です。 ●寺島氏演説: 「やらまいか精神の根付くこの浜松市から日本の規制や法律を見直し、この浜松から試せる日本を志し、私は立ち上がりました」 元ロボットベンチャー企業の代表であり、僧侶としての顔も持つ、寺島さん。こちらは、自作した選挙支援ロボットの「いしん君」。自動で寺島さんを追いかけ、ビラ配りを手伝います。 寺島氏):「皆さんに楽しんでもらおうかなと思って」 有権者):「なるほどね~」 有権者):「面白くていいですね」 寺島氏):「元々、浜松でエンジニアとして活動していまして」 ●寺島氏: 「基本的にまず皆さん間違いなく注目してくれて」 Q.応援団的な役割も? 「なっていますね。これがあるとすごいテンション上がりますし、相棒がいてくれるなという…」 とはいえ、初めての選挙戦です。 ●梅村参院議員&ウグイス嬢との絡み 寺島氏):「ありがとうございます」 ウグイス嬢):「そういうときはマイク使わずに大きな声で。今回はじめましてなんですけど、頼りなさ過ぎて…笑」 梅村参院議員):「弟みたいな。ひょっとしてお姉ちゃんなのかなと(笑)」 ●寺島氏: 「最近は手を振ってくれる方が明らかに増えている。『ちゃんと期待をいただいているんだな』という手応えを感じている」 エンジニアとしての経験から、主に、新規産業における規制緩和を主張しています。 ●寺島氏: 「議論が進むだけで実現しない政治から、しっかり着実に、一歩一歩進む政治を作り上げていくことこそが必要なんじゃないか、そのことを強く訴えている」