〔米株式〕ダウ4日続伸、390ドル高=クリスマス控え閑散ムード(24日)☆差替
【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク株式相場は、クリスマスの祝日を控えて閑散ムードとなる中、4営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比390.08ドル高の4万3297.03ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は266.24ポイント高の2万0031.13で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5億0536万株減の4億0067万株。 この日は午後1時までの短縮取引。すでに休暇入りした投資家も多く、薄商いとなったが、主要ハイテク株や金融株などが堅調だった。トランプ次期米大統領が目玉政策に掲げる減税や規制緩和への期待感もある中、日系証券筋は「個別企業で売られる材料はあるが、全体的な市場のムードは楽観的だ」と指摘した。 個別銘柄では、アマゾンは1.8%高、アップルは1.2%高、エヌビディアは0.4%高。テスラは7.4%高と相場を押し上げた。 JPモルガン・チェースは1.6%高、ゴールドマン・サックスは2.1%高。米金融大手が加盟する業界団体の銀行政策研究所などはこの日、ストレステスト(健全性審査)を巡り、連邦準備制度理事会(FRB)をオハイオ州の裁判所に提訴した。 アメリカン航空グループは小幅安。技術障害のため、早朝に米国内便全便の運航を一時停止したことが嫌気された。日本製鉄による買収計画の可否が注目を集めるUSスチールは1.9%上昇した。