プーチン氏側近の息子を副首相に ロシア首相、新内閣を提案
ロシアのプーチン大統領が10日に再任したミシュスチン首相は11日、新内閣の人事を下院に提案した。政府が発表した。プーチン氏の最側近パトルシェフ安全保障会議書記の息子で、農相を務めたドミトリー・パトルシェフ氏を副首相にすることを提案。同氏はプーチン氏の後継候補の一人と目されている。 【写真】プーチン氏の最側近パトルシェフ安全保障会議書記
首相は、大統領が任命する国防相や外相、内相ら重要閣僚以外を提案。ドミトリー氏はアブラムチェンコ副首相の後任で、地方経済や農業を担当。農相の後任にはルット次官が昇格する。マントゥロフ副首相兼産業貿易相を第1副首相に、サベリエフ運輸相を副首相に提案。エネルギー担当のノバク副首相は経済担当も兼務する。