ガザの人道危機、飢餓に発展する可能性=WFP
[29日 ロイター] - 国連世界食糧計画(WFP)は29日、パレスチナ自治区ガザの人道危機が悪化する可能性があると警告し、飢餓を回避するため即時行動を起こすよう呼びかけた。 国際監視団体からは、イスラエルによる軍事作戦が人道支援へのアクセスを妨げ、ガザ地区全体が飢餓の危険にさらされているとの指摘が上がっている。 WFPは、エジプトとヨルダンに100万人を4カ月間養える約9万4000トンの食糧を備蓄しているが、解放されている検問所が少なすぎたり安全ではないため、ガザ地区に搬入することができなかったと述べた。今月ガザ地区に搬入された支援物資はわずか5000トンだったという。