北陸放送

海外からの旅行者をターゲットに、インバウンド需要取り込むため金沢ならではの体験です。ひがし茶屋街では観光客が職人と同じ道具を使って、金箔工芸品を作る体験プランがスタートします。 【写真を見る】兼六園訪れた外国人旅行者は"1.5倍増加" インバウンド需要掘り起こしへ金沢ならではの金箔体験 金箔の製造・販売を手掛ける箔一が新たにスタートさせるのは、ひがし茶屋街の歴史的な建物の中で、漆器に金箔を貼る体験プラン。本格スタートを前に22日、旅行会社やホテルの関係者を招きお披露目会が開かれました。 旅行会社の関係者「このように見ますと、水に映っている月みたいな感じ」「Q.100点満点で何点くらい? 1万点でしょ」 職人と同じ道具を使うこの体験プラン。実は金沢を訪れる外国人観光客のニーズに合わせたものなんです。 ■コロナ禍前と比べ外国人旅行者の割合は1.5倍増 石川県によりますと、コロナ禍前の2019年1月から9月とことしの同じ時期の比較でみると、兼六園を訪れた外国人観光客のうち、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアからの旅行者の割合は1.5倍に増加しています。 オーストラリアからの旅行者「Q.旅の目的は?　庭園と市場と美術館かな」 イスラエルからの旅行者「夫とハネムーンで来ました。7年前スキーバケーションで来て、日本の文化に恋したの」 フランスからの旅行者「長町武家屋敷跡に行く。文化を発見することは私たちにとって大事なこと」 ■ヨーロッパからの観光客は、日本文化に触れることが旅の目的 旅行の主な目的を聞いた調査では、中国や韓国・台湾などからの観光客は1位が美食、2位がテーマパーク。 一方、ヨーロッパやアメリカからの観光客は、アートや庭園の鑑賞など日本文化に直接触れることが旅の目的となっています。 ■体験プランは1日1組限定で、11月1日からスタート 箔一・観光企画課・高桑由加里さん「今、インバウンドの客からコンテンツの希望、伝統工芸を伝えてほしいというような要望の声をたくさんいただいているので、伝統ある文化の建物と伝統工芸というものをミックスさせた内容のコンテンツとなる」 金沢ならでの魅力を世界に発信へ、体験プランは1日1組限定で、11月1日からスタートします。