オリ・杉本選手「焼くのに必死」 ファン10組に淡路ビーフ振る舞う 淡路のステーキ店で「1日料理長」
プロ野球オリックス・バファローズの杉本裕太郎選手が、兵庫県淡路市岩屋のステーキハウスgenpei(ゲンペイ)で「1日料理長」を務め、淡路ビーフなどを自ら焼いてファンに振る舞った。杉本選手は同店の常連客で、それを縁に今回の場が実現。杉本選手は白い調理服姿で鉄板の前に立ち「とろける感じが好き」だという淡路ビーフをアピールした。(中村有沙) 【写真】近鉄ファンが語る伝説のダブルヘッダー「10・19」死闘の末、リーグ優勝逃す 淡路ビーフブランド化推進協議会と淡路日の出農業協同組合が、淡路ビーフと淡路島産タマネギのPRイベントとして、杉本選手に協力を依頼した。 イベントは11月下旬、2部制で開催。事前に応募し当選したオリックスファンら計10組18人が参加した。 杉本選手は「肉を焦がさないように頑張ります」とあいさつ。サプライズで助手としてチームメート福田周平選手も登場し、大盛り上がりの中、調理がスタートした。 2人は、同店オーナーシェフの吉田泰祐さんに手ほどきを受けながら、ファンの目の前でタマネギや淡路ビーフを焼いていった。 合間には「年何回ぐらい京セラ(ドーム大阪)に来ているの」「オリックスファンになったきっかけは」などと参加者に話しかけ、交流する場面も見られた。 杉本選手は「自分が調理した物をファンに食べてもらうのは初めて。焼くのに必死でした」と振り返り「ファンとこれほど近くで長く話すことはないので、とてもいい機会になった」と笑顔だった。 母と一緒に参加した一宮小学校6年の男児(12)は「杉本選手が大きくてびっくりした」とはにかんだ。2人に野球をしていることを伝えたといい「もっと食べて大きくなってとか、遊び感覚でボールを打ってみるのもよいとか、2人にアドバイスをもらえた」と満足そうだった。 参加料金は参加者がそれぞれ決めて払った。集まった売り上げは淡路島の少年野球の振興に役立てられる予定。