【びわこボート・GⅢイースタンヤング】大会初参戦で白星発進、地元・木下雄介が〝卒業イヤーV〟へ気合
びわこボートの「GⅢ第11回イースタンヤング」は17日、シリーズ2日目に突入する。 初めて臨む晴れ舞台で最高の滑り出しを決めた。視線の先にあるのは頂点のみ。地元ファンの声援を力に変え、木下雄介(29、滋賀)が2日目も湖面を駆け巡る。 「いまのは(中村)泰平さんさまさま。ただ、この1勝はデカいですよ!」 3コース戦だった初日8Rは、まくり攻勢に出た2コースの中村泰平とイン佐々木大河がもつれる展開。畑田とともに差し抜けると、2マークで畑田汰一を交わして白星発進を飾った。 前検時点で2連対率33・3%だった37号機には前検から数字以上の手応えを証言。「手前を求める調整をして、いい伸びが落ちずに行き足もよくなった。スタート(コンマ10)も自分の勘よりも届いていたし、思い通りの仕上がりになっていると思います」と、さらなる上積みに成功して充実感いっぱいの表情で汗をぬぐった。 前々期、前期は5点台の勝率をマークして、〝卒業イヤー〟で初めての参戦となる当タイトル。「ヤングダービーに出るためには、ここで優勝するしかないですからね」と気合を入れ直す。デビュー6年目での悲願の初V&ヤングダービー出場権ゲットへ、4、9Rもポイントを積み重ねる。(倉橋智宏)