松山英樹が全米オープン3差8位浮上、後半3連続バーディー…日本勢唯一の予選通過
【パインハースト(米ノースカロライナ州)=平沢祐】男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープン選手権は14日、米ノースカロライナ州パインハーストのパインハースト・リゾート(パー70)で第2ラウンドが行われ、50位から出た松山英樹は4バーディー、ノーボギーで通算2アンダーとし、8位に浮上した。
初日34位の清水大成は、75で回って通算6オーバーで決勝ラウンド進出ならず。石川遼、金谷拓実、河本力、星野陸也も予選落ちした。ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)が5アンダーで単独首位。
第2ラウンドで日本勢が次々とスコアを落としていく中、松山が貫禄を示した。首位との差を意識することなく淡々とスコアを伸ばし、「きょうはいいプレーができた」。日本選手で唯一、決勝ラウンド進出を決めた一日を振り返った。
この日はインスタート。前半は粘り強くパーを拾って、後半は3番から3連続バーディーをマークした。いずれもパー4の3、4番は、ともに「いいショット、いいパットができた」。迎えた5番パー5は、ティーショットこそ右にそれたが、第2打からきっちり立て直し、最後は3メートル弱のパットを悠々と沈めた。
その後も集中力を切らさず、ノーボギーでフィニッシュ。それでも、「ショットはあまりよくない」と課題を口にした。「週末に向けて、少しでも上向いてくれればいい」。まだまだ良くなる余地を残しているのは頼もしい。(平沢祐)