ブランドイメージ構築に課題? レクサスLBX 長期テスト(5) モデルの強みはNXと共通
ブランドの哲学を定義する強みは共通
長期テストでLBXに乗る筆者だから、違いを確かめたいと思い、父のNXを借りてみた。インテリアはしっかり差別化されており、ステアリングホイールまわりのスイッチ類などは共有するようだが、センターコンソールのデザインは大きく異なる。 LBXの方が、内装は全体的にスッキリ整っていて、合理的に思えた。居心地が良いことは、共通している。 走り出してみても、NXの印象はLBXと異なる。それでも、リラックスした気持ちで運転できるという、根底にある雰囲気は変わらない。大人の余裕のようなものがある。これらは、レクサス・ブランドの哲学を定義する強みだといっていい。
テストデータ
■気に入っているトコロ 落ち着いたキャビン:ロンドン郊外を、安楽・快適に毎日巡航できる。 ■気に入らないトコロ それを濁すノイズ:しかし内装のどこからか、きしむ音が聞こえてくることがある。 ■テスト車について モデル名:レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様) 新車価格:3万5595ポンド(約694万円) テスト車の価格:3万6265ポンド(約707万円) ■テストの記録 燃費:20.9km/L 故障:センサーの故障 出費:なし
レイチェル・バージェス(執筆) 中嶋健治(翻訳)