西原商会アリーナ改修 入札中止で着工が2年遅れに…天井耐震とエンタメ設備設置を同時進行、28年度中の供用目指す 鹿児島市
鹿児島市は27日、市議会9月定例会に提案する2024年度一般会計補正予算(9216万円減額、総額2907億6623万円)など30議案を発表した。西原商会アリーナ(永吉1丁目)のリニューアルは、つり天井の耐震化、座席などの改修、エンターテインメント設備の導入を予定し、2028年度中の供用を目指す。24年度に予定していた天井耐震化工事(10億2596万円)が入札中止となり、減額補正予算案となった。 【関連】西原商会アリーナ改修、入札中止で着工延期 天井耐震化の応札企業現れず 10月からメインアリーナの利用予約再開
市スポーツ課によると、エンタメ設備の設計に5632万円を計上した。本年度は施設改修などの設計、25年度に天井耐震化を設計する。26年度からリニューアル工事に入る。入札中止のため工事着手は約2年延期されるが、エンタメ設備の設置を天井改修と同時に行うことで効率化と経費縮減を図るという。 主な補正では磯ビーチハウス利活用に230万円。25年3月予定のJR仙巌園駅開業に合わせ、1年を通してにぎわう場所にする。トイレやシャワー室を集約、建物の4分の3にあたる800平方メートルを民間に貸し出す。カフェやレストランなどを想定、年内に公募で委託先を決定する。
南日本新聞 | 鹿児島