岡田太郎氏、94歳で死去 妻・吉永小百合が最期を看取る
元共同テレビジョン社長・会長の岡田太郎氏が、胆のうがんのため3日に94歳で死去したことが13日に発表された。妻である吉永小百合が、地方での仕事を終え病院に駆け付け、最後を看取った。故人の遺志で8日に家族葬を執り行ったという。 【写真】「吉永小百合」フォトギャラリー 岡田氏は、1930年(昭和5年)東京都出身。1954年(昭和29年)文化放送入社、1958年(昭和33年)フジテレビに入社し芸能部で『陽のあたる坂道』を、1960年(昭和35年)には昼メロドラマ『日日の背信』を制作した。 1964年(昭和39年)映画『愛と死をみつめて』(主演:吉永小百合)のドキュメンタリー番組制作、1966年(昭和41年)「また逢う日まで」(主演:吉永小百合)を制作したのち、1973年(昭和48年)に吉永小百合と結婚。年の差15歳の結婚は話題を呼んだ。 1985年(昭和60年)共同テレビジョン取締役に就任。その後、代表取締役社長、代表取締役会長、相談役を歴任し、2003年(平成15年)に退任した。 吉永は「夫 岡田太郎は、昨年12月に胆のうがんと診断され、化学療法の治療を受けていましたが、転移もあり、症状が進んで、他界致しました。病気に対しては、回復をめざして常に前向きでしたが、9月3日、94才で永眠いたしました。大往生だと思います。私は地方での仕事を終え、病院に駆けつけ、傍に寄り添って看取ることが出来ました。生前の皆様のご厚情に深く感謝し、心からの御礼を申し上げます」とコメントを発表している。 後日、お別れの会の開催が予定されている。