【阪神】6戦連続3得点以下の打線に虎将怒り「誰一人、前で打ってない。技術がないんやろな」
◆JERAセ・リーグ 阪神1-2巨人=延長10回=(26日・甲子園) 岡田監督は怒りの矛先を打線に向けた。延長10回に勝ち越された後、観客4万2613人の前で意地を見せることはできなかった。21日・広島戦から6戦連続3得点以下。「まず点を取るより、ヒットを打つこと。こんなんで勝ったらあかんということやろ。失礼やいうことよ」と怒気を込めた。 24日に戸郷にノーヒットノーランを献上し、この日も菅野に7回1死まで無安打無得点。6回の攻撃前には、珍しく円陣を組んだ。「何にもせえへんから、俺が言うたんやで。『こんなんやってたら、またやられるで』って」。直球に振り遅れていることが貧打の一因。「誰一人、前で打ってない。技術がないんやろな」とバッサリ斬った。 1―0の8回、岡本和に同点ソロを浴びたのはゲラ。1―1の10回1死一、三塁、岩崎が丸に勝ち越しの中犠飛を打たれた。“ダブル守護神”が同時登板した試合は18戦14勝4分けだったが、ついに不敗神話崩壊。5カードぶりの負け越し、今季甲子園デーゲーム8戦目で初黒星と後味が悪いまま、交流戦に入る。貯金「6」の首位という現状を「不思議よ」と表した虎将。指揮官に「ひど過ぎる」とまで言われた野手の奮起が、球団史上初の連覇には必要不可欠だ。(中野 雄太)
報知新聞社